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『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』前売セールスに異常事態 ― 『ブラックパンサー』含め過去7作品の合計売上額を突破

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、まぎれもなく映画界に激震を与える作品となりつつある。
米国最大の映画チケット販売サイトFandangoは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の前売りセールスがマーベル・シネマティック・ユニバース過去7作品の合計前売額を突破したと発表した(劇場公開の2週間前時点)。

「7作品の合計前売額を突破」というだけでもとんでもないのだが、さらに本作の前売りセールスは、『ブラックパンサー』(2018)が記録したセールスの2倍という驚愕の数字を示しているという。
そもそも『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、『ブラックパンサー』がチケット発売後24時間で達成した記録をわずか6時間で抜き去っていた。『ブラックパンサー』は2018年2月中旬、現在の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と同じく公開2週間前の時点で「ヒーロー映画史上最高の前売りセールスを記録した」として話題になっていたが、そんな矢先に本作は“ヒーロー映画史上最高記録”の2倍を売り上げてしまったわけである。もはや「完全に敵なし」だ……。

米Box Office Proは、本作のオープニング興行収入(公開後3日間)を2億1,900万ドルから2億4,000万ドルと予測している。しかし『ブラックパンサー』のオープニング興収が2億200万ドルだったことを考えると、必然的に、本作がさらなる高成績を示すことは間違いないようにも思えてくる。もちろん単純に2倍して考えられるはずもないが、オープニング興収の歴代記録、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の2億4,800万ドルを余裕で抜くこともありうるかもしれない?

なお冒頭で触れた「マーベル・シネマティック・ユニバース過去7作品」とは、『ブラックパンサー』、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)、『ドクター・ストレンジ』(2016)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『アントマン』(2015)のこと。
数々のヒーローが束になってもかなわない『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、もはや作品そのものが史上最強のヴィラン、サノス化しているような……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-iw.html

Source: THR

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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