『エターナルズ』メンバーのサルマ・ハエック、衣装を着る前に恐怖心「閉所恐怖症なんです」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『エターナルズ』でチームメンバーのひとり、アジャックを演じるサルマ・ハエックは、衣装を着ることを恐れていたという。
エターナルズの主要メンバーであるアジャックは、コズミック・エネルギーと呼ばれる特殊能力を持つスーパーヒーロー。原作コミックでは男性キャラクターとして描かれているが、映画版では女性として登場する。アジャックを演じるハエックも、原作同様にボディラインに合わせたタイトなスーツを着用している。いったい何がハエックに恐怖を覚えさせたのだろうか。
米Varietyのインタビューにて、ハエックはコスチュームを着た自身の姿を見たときに、エモーショナルな感情を覚えたことを明かす一方で、「私は閉所恐怖症なんです。コスチュームが恐かったんです。恐かった」とも語る。「もし動けなくて(衣装が)厚かったから、“これ息することもできなくなるな。気狂っちゃうな”という風になってしまうと思いました」と、衣装の着用前にスーツに対して先入観を抱いていたという。
実際、ハエックはボディースーツに加えて被り物で頭部が覆われていることもあり、他のキャストたちよりも圧迫感は覚えそうである。閉所恐怖症であるがゆえに、着用前から恐怖心を覚えていたハエックだが、いざ身に纏ったときの感覚は想像と違ったようだ。
「衣装を着てみたら、全然動けることが分かったんです。そんなこと予想もしていなかったので、とてもおかしな体験でした。“どうやったらフィットするのか、閉所恐怖症の影響も出てしまうのでは”とかは忘れてしまって。」
これまでに登場したマーベルヒーローのコスチュームは、戦闘に備えて動きやすそうなデザインが施されているイメージ。ほかのヒーローのスーツをハエックが着ても、アジャックの時と同じように恐怖を忘れてしまうはずだ。もしかすると、頭から足先まで覆われているアイアンマンやウォーマシンは例外かもしれないが…。
Source: Variety