『エターナルズ』リチャード・マッデン、撮影に「疲れ果てた」 ─ 初のスーパーヒーロー役、挑戦を語る

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作映画『エターナルズ』で初のスーパーヒーロー役に挑んだリチャード・マッデンが、撮影時の苦労を語った。
『エターナルズ』は、数百万年前に地球を訪れた巨大な宇宙種族「セレスティアルズ」が人類への遺伝子実験によって生み出した種族「エターナルズ」を描く物語。マッデンが演じるのは、“全能”のイカリスというキャラクターで、エターナルズのなかでも屈指の強さを誇る。
「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のロブ・スターク役や「ボディガード -守るべきもの-」(2018)などで多様なアクションを経験してきたであろうマッデンにとって、このイカリス役は新たな挑戦だったようだ。米Wonderland Magazineの取材では、撮影時の様子を振り返っている。
「ワイヤーに吊るされていた時間がたくさんあったんです。僕のキャラクターは空を飛べるんですよ。肉体的にすっごく疲れ果ててました」。
マッデンが演じるイカリスは“全能”と言われるだけあり、スーパーパワーの引き出しも多い。予告編ではイカリスのバトルシーンが多く見られ、目からレーザビームを放ったり高速飛行したりする姿は、さながらスーパーマンのようだ。マッデンの言う通り、ワイヤーアクションも多かっただろうから、肉体的に疲弊するのも当然だろう。
ファン目線でマッデンの発言を聞くと嬉しくもある。「ワイヤーに吊るされていた時間がたくさんあった」ということは、マッデンのアクションがたくさん見られるということなのだから。原作コミックでのイカリスは、人や物を浮かせる能力やテレポート、自己再生の能力を持つ。本編では、まだ明かされていないイカリスのパワーが見られるかもしれないと思うと期待は高まるばかりだ。
また、「ゲーム・オブ・スローンズ」では真面目ながらも、その純粋さ故に裏切られてしまうロブ・スタークの人間らしさを見事に演じたマッデン。『エターナルズ』ではイカリスの内面をどのように映し出してくれるだろうか。まだまだ謎の多いイカリス、そしてエターナルズについて、マッデンは作品の主題を踏まえながらヒントを与えてくれている。
「『エターナルズ』での彼らはみんな複雑な人たちです。ただ、そうしたものが物語のヘビーなテーマに光をもたらしてくれるんです。あれだけ長く住んでいれば、人生を笑い飛ばさなきゃやっていけないでしょうから。」
映画『エターナルズ』は2021年11月5日(金)全国公開。
Source: Wonderland Magazine