クリス・エヴァンス、「キャプテン・アメリカを演じたことは人生最高の決断だった」「今にフォーカスすることが鍵」人生哲学を語る

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースを演じたクリス・エヴァンスが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で同役を卒業してから早くも3年半以上が経った。米Peopleのインタビューに応えたエヴァンスは、自身の人生哲学に重ね合わせながら、マーベルのスーパーヒーローを演じたことの意義を語っている。
「僕は、正しい決断と間違った決断という観点で人生を測ったり、分類しないようにしています。僕が何をしたとしても、それは自分がしたことだし、何が起こったとしても、それは起こったことですから。」
そう述べたエヴァンスは、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)への出演は俳優キャリアの初期におけるリスクにもなり得たが、「結果的に僕の人生で最高の決断だった」と回顧し、こう続けている。
「キャプテン・アメリカがなかったら、自分の人生がどうなっていたか想像も出来ません。だけど、“もしも、あの時にこうしていたら”という想いに迷い込んでしまったら、現在を逃してしまう。少しありきたりだけど、人生の真のゴールは今にフォーカスすることです。過去を分析したり、未来を案じることは現在をおざなりにすることで、おそらく健康的な選択ではないでしょう。」
エヴァンスは、結果的にキャプテン・アメリカを演じたことは吉と出たが、例えそうならなかったとしても、自分が下した決断の結果は素直に受け止めるという人生観のようだ。
エヴァンスはMCUを卒業後も、キャプテン・アメリカ役をバネに大きく躍進を続けている。これまで出演したことがなかったタイプのジャンル、犯罪ミステリーコメディ映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』で悪役に挑戦し、犯罪サスペンスドラマ「ジェイコブを守るため」(2020)ではティーンエイジャーの父親役を演じた。Netflixの大作アクション映画『グレイマン』では『アベンジャーズ』シリーズのアンソニー&ジョー・ルッソ監督と再タッグを組んだが、憎めないタイプのヴィラン役で新境地を開拓し、その演技の幅を次々に広げている。これからもエヴァンスは、「今にフォーカスする」人生哲学で様々な役にチャレンジし、ファンを楽しませてくれるに違いない。
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Source:People