キャプテン・アメリカ役クリス・エヴァンス、MCU作品で一番好きなシーンは『ウィンター・ソルジャー』名場面 ─ 出演の思い出明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品でスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ役を演じてきたクリス・エヴァンスが、MCU作品で一番気に入っているシーンを明かした。
米The Hollywood Reporterの取材にて、エヴァンスはファンから寄せられた質問に応答。「すべてのMCU作品で一番好きなシーンはどこですか?」との問いかけにも濁すことなく答えている。

『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』
『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)から、来たる『アベンジャーズ/エンドゲーム』まで、エヴァンスは年に1本、キャプテン・アメリカとしてスクリーンに登場してきた。全22作品中9作品に出演するという貢献度の高さは、アイアンマン役ロバート・ダウニー・Jr.の10作品に次ぐ記録だ。
そんな中、エヴァンスは「エレベーターでのファイトシーンが大好きなんです」と言い切っている。自身が主演を務めた『キャプテン・アメリカ』シリーズの第2作、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の前半を飾る名シーンだ。ヒドラの息のかかったS.H.I.E.L.D.本部を訪れたスティーブは、ブロック・ラムロウらの襲撃を受け、敵に囲まれたエレベーター内で格闘を繰り広げるのである。
「『キャプテン・アメリカ』2作目で最初に撮ったシーンだったんです。ルッソ(監督)と初めて一緒に仕事をした時ですね。キャップは独りぼっちなんだと、初めて感じたシーンでもありますよ。」
アンソニー&ジョー・ルッソ監督とエヴァンスは、その後も『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)、そして『エンドゲーム』でタッグを組んでいる。そうした経緯を踏まえても、エヴァンスにとってこのシーンは特に思い入れが深いものとなっているようだ。当時の心境を、彼はこのように振り返っている。
「『キャプテン・アメリカ』1作目の時は、みんなが僕の手を握ってくれている感じがしました。『アベンジャーズ』1作目は、自分が邪魔にならないように全力を尽くしましたね。『キャプテン・アメリカ』の2作目(『ウィンター・ソルジャー』)になって大きなプレッシャーを感じたんです。エレベーターのファイトシーンは非常に良いものができたと思いますよ。」
なおエヴァンスは、『エンドゲーム』をもってキャプテン・アメリカ役を卒業すると伝えられている。キャプテン・アメリカは前作以上に活躍しそうだが、『ウィンター・ソルジャー』で始まった「現代を生きるスティーブ・ロジャースの物語」はいかなる展開を迎えることになるのだろうか。エヴァンスは今回も「(『エンドゲーム』の)撮影最終日は感情的になりました。意外なほどに気持ちがこみ上げてきたんです」と話しているだけに、「どのシーンが一番好き?」という質問は、なんとか『エンドゲーム』後にも聞いてみたいところである……。
映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は2019年4月26日(金)全国ロードショー。
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『アベンジャーズ/エンドゲーム』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/avengers-endgame.html
Source: THR