『死霊のはらわた』新作、『Evil Dead Rise』へ改題か ─ 森の小屋から舞台移す、ブルース・キャンベルが予告

スプラッター・ホラーの金字塔『死霊のはらわた』シリーズ、新作映画のタイトルが『Evil Dead Now(原題)』から『Evil Dead Rise(原題)』に変更されたことがわかった。シリーズのプロデューサーであり、主人公アッシュ役を演じてきたブルース・キャンベルが明かしている。
2020年6月上旬にキャンベルは、シリーズの生みの親サム・ライミも製作として参加する新作企画の監督・脚本に『ホール・イン・ザ・グラウンド』(2019)のリー・クローニンが起用されたことを明かしていた。その際、タイトルが『Evil Dead Now』であることを伝えていたのだ。
それから約2週間後、米Diabolique Magazineによるインタビューで新たな情報について訊かれたキャンベルは「正式なタイトルは、『Evil Dead Rise』です」と発言。続けて「新しい草案を受け取ろうとしているところです」と進捗を語った。タイトル変更に至った経緯は不明だが、ストーリーの方向性に変化が生じた可能性も考えられそうだ。
新作企画では、2013年版『死霊のはらわた』と同じく女性が主人公となり、キャンベル演じるアッシュは登場しないことが分かっている。今回キャンベルは物語の内容に踏み込んだ発言を避けたものの、「全く新しいものになります。もう森の中の小屋では行われません」と新路線でのストーリー展開を示唆した。「全力で取り組んでいるので、とてもワクワクしています」。
『死霊のはらわた』シリーズは、1981年に第1作、1987年に第2作『死霊のはらわたII』、1993年に第3作『キャプテン・スーパーマーケット』が製作された。その後、2013年にはリメイク版映画『死霊のはらわた』、2015~2018年にはオリジナル版映画の30年後を描く続編として、ドラマ「死霊のはらわた リターンズ」が放送されている。新作企画は初期段階にあるとみられており、キャンベルは「2021年まで何も進まない」とも語っているため、製作開始はまだ先になりそうだ。
Source: Diabolique Magazine