ドクター・ドゥームは『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では描かれない?監督が示唆

マーベル・シネマティック・ユニバースのクロスオーバー超大作『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』が2026年にやってくる。アイアンマン役のトニー・スタークが悪役ドクター・ドゥームとして電撃復帰。その前に、2025年夏には『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』が公開される。
ファンはこう思ったかもしれない。ははーん、マーベル・スタジオはきっと、『ファンタスティック4』で、ドクター・ドゥームを裏のヴィランとして登場させるつもりだな、と。マーベル・コミックでドクター・ドゥームはファンタスティック・フォーの主要ヴィランであるし、過去の実写映画でもドゥームが登場していたからだ。
しかし監督のマット・シャックマンによれば、同作でドゥームは扱われない。「ドゥームは素晴らしいキャラクターですが、かなりの空気を消費します。他の映画化作品では、オリジン・ストーリーとドゥームの両方が描かれてきました」と、米Entertainment Weeklyに話している。
![ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]](https://theriver.jp/wp-content/uploads/2018/01/fantastic4-FSPBD1606_SB_S3-1200x800.jpg)
2007年の『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』でも、2015年の『ファンタスティック・フォー』でも、チームの4人が宇宙で能力を得るオリジンと、ドゥームの誕生の両方を描いた。しかし『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では「どちらもやらないので、新鮮な視点から彼らを見ることができる」とシャックマンは独自性をアピールする。
「多くの人がオリジンストーリーを知っていて、基本を押さえていますからね。“どうすれば、これまでに観客が見たこともないような作品を作れるのか?”という点が課題ではないでしょうか」。マーベル・スタジオ代表ののケヴィン・ファイギは2022年時点でそう語っていた。「私たちはこの作品を映画化するにあたり、非常に高いハードルを設定しています」。

同時にドクター・ドゥームの誕生や台頭も、おそらく描かれない。仮にあったとしても、仄めかし程度だろう(それでも、きっとファンは大騒ぎになる)。その代わり同作でヴィランとなるのは、惑星を喰らうギャラクタスとシルバーサーファー。彼らの脅威が地球に襲来したとき、ファミリーは彼らの絆を試されることになる。
ファンタスティック・フォーのメンバーは『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』にも再登場予定。アベンジャーズ新章における極めて重要なファースト・ステップが描かれそうだ。2025年夏、日本公開。
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Source:Entertainment Weekly