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【解説】『ワイルド・スピード ICE BREAK』ジェイソン・ステイサムの本編復帰はあり得るか

jason statham ジェイソン・ステイサム
© Avalon.red 写真:ゼータイメージ

『ワイスピ』シリーズ最強の敵として登場した、ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウを巡っては、第8作『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017)で急展開が訪れた。さらに、デッカードはシリーズ初のスピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)で主人公となり、『ワイスピ』屈指の人気キャラクターとなった。

もっとも、デッカードはシリーズ最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に登場しない模様。次に姿を見せるのは、企画が進められている『スーパーコンボ』続編だと思われるが、デッカードには本編で決着をつけなければならない問題がある。『ジェットブレイク』で奇跡の復活を果たすハンとの因縁だ。

実際のところ、デッカードがメインシリーズでファミリーと再会する見込みはあるのだろうか。少なくとも演じるステイサムは、復帰を望んでいるようだ。2021年4月、ステイサムは「僕も(シリーズに)連れ戻したほうが良いと思いますよ」と語り、意欲を見せていたのである。その理由について、ステイサムは「だって、あの炎を消さなきゃいけないですから」と話したが、これは『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)でデッカードがハンに追突事故を起こした後に燃え上がった炎を指している。つまりステイサム自身、ハンとの因縁にケリをつけたがっているのだ。

これには、被害者側も前のめりだ。ハン役のサン・カンもステイサムとの共演を望んでいるのである。上述のステイサムの発言を踏まえ、サンは「みんなジェイソンのことが大好きですから、彼を一員として含めなきゃいけないでしょ?」と歓迎のコメントを出していた

また、ステイサムにはサンとの共演以外にも復帰を熱望する理由があるようだ。それは、シリーズ第3作から第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)を手がけ、『ジェットブレイク』で復帰を果たすジャスティン・リン監督と本格的にタッグを組みたいが故のことだという。リン監督が一旦シリーズを離れることとなった第6作『EURO MISSION』のポストクレジットシーンで初登場を果たしたステイサムは、「僕はジャスティン・リンが大好きで。彼は素晴らしい監督です」と話しながら、「すごく残念です」と入れ違いになったことを惜しんでもいるのだ。

「数年前に僕がシリーズに参加した時、ちょうど彼(リン監督)は別のことのために離れてしまって、一緒にやったことといえば、最後のちょっとしたクレジットシーンだけでした。彼とは映画を作らなければいけません。それに、ヴィン・ディーゼルとか『ワイスピ』のみんなにもお会いしたいですから。彼らは素晴らしくて、愛着もあります。」

ステイサムからのラブコールに、リン監督自身はどう応えるのだろう。デッカードが登場するとなれば、その可能性は完結2部作となる第10&11作ということになりそうだが、奇遇にもメガホンを取るのは、リン監督だ。さらに監督自身、デッカードの将来的な本編復帰も視野に入れているようで、2021年4月には「彼らは一つのユニバース内にいる」と話していた

デッカードの復帰自体は喜ばしいことであるが、話はこじれる。『ICE BREAK』でファミリーとの過去を清算し、ファミリーに迎え入れられたデッカードと、『ジェットブレイク』でファミリーと再会を果たすことになるハンが対面したらどうなるだろうか。デッカードとは違い、復讐に走るタイプではないハンだが、自分を殺そうとした相手であれば、全く別の話だ。以前、サンは復讐の方法として「1対1では挑まない」と一案を出していた。この先、何が起こるかは未知数だが、決着がついてハンとデッカードが『ワイスピ』恒例のBBQで一緒に座っていたりしたら、めちゃくちゃ面白い。

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Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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