『フェイス/オフ2』製作に遅れ ─ 『ゴジラxコング』監督、再開の意志語る

入れ替わりアクション映画『フェイス/オフ』(1998)の新作映画について、製作の保留状態が長く続いている。監督を務めるアダム・ウィンガードが米GIZMODOのインタビューにて現在の進捗を明かした。
『男たちの挽歌』シリーズなどのジョン・ウーがメガホンをとった『フェイス/オフ』は、息子を殺されたFBI捜査官アーチャー(ジョン・トラボルタ)と、その殺害犯であるテロリストのトロイ(ニコラス・ケイジ)、ふたりの追跡劇を描いた作品。“顔の交換”という斬新な設定で話題を呼んだ同作の続編企画は2019年9月に第1報が浮上。2021年2月には『ゴジラvsコング』(2021)などのアダム・ウィンガードが監督、『ザ・ゲスト』(2014)などのサイモン・バレットが脚本家として名を連ねており、リメイクではなくオリジナル版の続編となることが伝えられていた。2022年5月にはプロデューサーのニール・モリッツとケイジの間で話し合いが行われていたことが報じられていたほか、直近では目立った動きが見られていなかったが、この度ウィンガードが製作の遅れについて言及した。
「『ゴジラxコング 新たなる帝国』の製作途中で、(『フェイス/オフ』続編の)脚本の草案は仕上がったんです。私たちは他の仕事でも非常に忙しかったものですから、リライトする案が出来たとき、それを担当してくれる新たな脚本家を選びました。そうしたら脚本家ストライキが起きたので、物事が遅延したのです。」
2023年5月より開始し、148日に渡った全米脚本家組合(WGA)のストライキの影響を受け、目下続編企画は「活動状態」にはないが、脚本家が仕事を継続できるプランを考えているとウィンガードは語る。また、「草案ができたらすぐに私とサイモンは戻るつもりですし、新たなチャレンジをする予定です」と、常に続編企画について気にかけている様子を見せている。
オリジナル作品の続編となるこの度の新作企画ではキャストも一新される予定。脚本が完成次第、出演者については交渉が始まるだろうか。トラボルタとケイジに匹敵する存在が現れるか、こちらも続報が楽しみだ。
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Source:GIZMODO