【そういえば】映画『ハン・ソロ』では、ミレニアム・ファルコン初のショットが観られる ─ ランド役俳優「話したいことが山ほど」

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)から、最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)に至るまで、スター・ウォーズ・サーガを象徴する宇宙船ミレニアム・ファルコンは、これまで様々な角度から数々の有志を見せてくれた。来たる最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)では、意外にもまだ誰も観たことのないショットでファルコン号を切り取るという。同作で若きランド・カルリジアンを演じるドナルド・グローバーが語ったところによると、『ハン・ソロ』ではファルコン号の外部から内部へと立ち入るショットが起用されるようだ。
ドナルドは、初めてミレニアム・ファルコンのセットを訪れた際のロン・ハワード監督との会話を紹介する。
「監督に、“君がミレニアム・ファルコンに立ち入るのを追うショットを撮りたい”と言われたんです。こういう風に、外から中に入っていく映像は確か観たことがないですよねと言うと、監督も“そうだね、誰も撮ってないショットだよ”と答えました。いちファンとして興奮しましたね。」
ドナルドは「ミレニアム・ファルコンは美しい。本当に美しい。美しいアーキテクチャーです。あれで飛ぶのはすごく楽しかった」と回顧。セットに実父を連れて行くと、「俺たちが銀河唯一の黒人だな!」と大喜びされたそうだ。
「チャーミングであれ」
「取材の時には話したいことが山ほどあります。とにかく夢だったし、超イケてる」と興奮を隠せないドナルドは、ひたすらにロン・ハワード監督と共に『ハン・ソロ』の撮影を楽しんだ様子だ。同作は「創造上の違い」により、フィル・ロード&クリス・ミラー監督が事実上の解雇、後任としてロン監督が引き継いだ騒動が話題となっていたが、この影響についてドナルドは「全然大したことないですよ」と説明。「少なくとも僕にはね。きっとこんな状況、誰も経験したことがないと思います。(ロン監督は)引き継ぎを頑張ってくれて、これまでやってきたことを変えるつもりはさらさら無いと伝えてくれました。監督は元あった僕らのヴィジョンに自信を持ち続けられるよう配慮してくれて、そこから掘り下げてくれましたね。」
ドナルド・グローバーは、新たなランド役について「こんなのはどうかな?」とカジュアルなロン・ハワードと共に役作りを楽しみ、ストレスとは無縁で現場にいられたという。ドナルドといえば、別名チャイルディッシュ・ガンビーノとしての音楽活動も非常に活発で、アニメ版『デッドプール』の製作も手がけるなど多才な人物。『ハン・ソロ』のプロジェクトで過ごした日々を「初めての経験でした。ただただ演技をしていたんです。珍しいことですよ」と振り返る。
「たいていの場合、僕は本書きもして、音楽もやって、その他諸々もこなす。朝起きたら、やることが山積みなんですね。でも今回は、朝起きて、ただ誰かを演じる。ストレスなんて無かったです。」
なおドナルドは、『ハン・ソロ』でランド・カルリジアンを演じるにあたって、『エピソード5/帝国の逆襲』(1980)『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)でオリジナルのランドを演じたビリー・ディー・ウィリアムズよりアドバイスを受けていたという。
「“チャーミングであれ”とだけ言われました。最高のアドバイスでしょう。」
このインタビューでは、『ハン・ソロ』のランド・カルリジアンがおなじみのマントを着用することも明らかになった。映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は2018年6月29日公開。ドナルド・グローバーは、ディズニー実写版『ライオン・キング』主人公シンバ役にも抜擢されている。
Source:http://www.slashfilm.com/donald-glover-lando/