『X-MEN:ダーク・フェニックス』に期待、初代ジーン・グレイ役ファムケ・ヤンセン「『ファイナル・ディシジョン』は時間足りなかった」

X-MENシリーズのファンにとって、『X-MEN:ダーク・フェニックス』は期待がかかる作品だ。2000年より始まったシリーズ史上最もリアルかつダークな作風になるとされる同作では、サイコキネシスとテレパシーの特殊能力を持つジーン・グレイが内に秘めたもう一つの人格”ダーク・フェニックス”を解き放ってしまう。「The Dark Phoenix Saga」として原作コミックでも重要な位置づけとなるこのエピソードがついに実写化されるのである。
とは言ってもこのサーガは、2000年代の三部作のうち『X-MEN2』(2003)『X-MEN:ファイナル ディシジョン』にも取り入れられている。特に『ファイナル ディシジョン』でジーン・グレイのファムケ・ヤンセンが演じたジーン・グレイは、内に眠るフェニックスの目覚めを許してしまい、X-MENと人類が窮地に陥るという展開が見どころとなった。

2019年6月公開予定の『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、2011年の『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』より再開された新タイムライン上での最新作という位置づけ。こちらではソフィー・ターナーが若きジーン・グレイを演じる。X-MEN史上最も深い闇の事件”ダーク・フェニックス”が改めて映像化されるにあたって、”一代目”ファムケ・ヤンセンも「『ダーク・フェニックス・サーガがようやく報われて嬉しい」と米Inverseに期待を寄せた。
「私たちが『ファイナル・ディシジョン』に挑んだときは、充分な時間がなくて。撮影を終えた後、コミックの大事な瞬間が映画であまり描かれていなかったことにファンがガッカリしていると聞かされた時のことを覚えています。だから『ダーク・フェニックス』では彼女がしっかり描かれるのが嬉しいんです。」
『X-MEN:ダーク・フェニックス』では、『X-MEN:アポカリプス』の戦いから10年後が舞台。アポカリプスに大きな一撃を与えていたジーン・グレイは、宇宙ミッションでの事故が原因でダークサイドが増殖し、内側に封じ込められていたもう一つの人格“ダーク・フェニックス”を解き放ってしまう。世界に危機が訪れ、X-MENは全宇宙の破滅を⽌めるべく、ジーンの悪に⽴ち向かう。
本作にはシリーズでおなじみの豪華キャストが再結集を果たし、新たに登場する謎の女性役には『ゼロ・ダーク・サーティ』(2012)や『女神の見えざる手』(2016)、『モリーズ・ゲーム』(2017)のジェシカ・チャスティンが起用された。
監督を務めるのは、『X-MEN︓ファイナル・ディシジョン』(2006)で共同脚本、『X-MEN ファースト・ジェネレーション』からプロデュースを担当しているサイモン・キンバーグ。ダーク・フェニックス・サーガはいかにして映像化されるのだろう。
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映画『X-MEN:ダーク・フェニックス』 は2019年6月全国ロードショー。