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『ワイルド・スピード』第10作が製作費高騰、前作の7割増 ─ 史上第4位の高額作品に

ワイルド・スピード/ジェットブレイク
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 大人気カー・アクション映画『ワイルド・スピード』シリーズ第10作、完結2部作の前編となる『FAST X(原題)』の製作費が、3億4,000万ドル(現為替:米1ドル138円換算で約470億円)まで膨れ上がっているという。米The Wrapが報じた。

3億4,000万ドルという数字は、製作費2億ドルの前作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021)の7割増。シリーズのクライマックスに向けてスケールアップの傾向にあることや、本来続投予定だったジャスティン・リン監督の降板、ジェイソン・モモアやブリー・ラーソンといったスター俳優の出演料などが影響していると考えられる。

一般的に、映画の成功は製作費の3倍となる興行収入を得ることが基準だといわれる。これを『FAST X』に当てはめた場合、成功の基準は、3億4,000万ドル×3=10億2,000万ドル(約1,390億円)。米Box Office Mojoによれば、前作『ジェットブレイク』の世界興収は約7億2,600万ドルだから、こちらは基準を満たしているとみられる。

なお、本作の製作費3億4,000万ドルは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の3億5,600万ドルに続いて史上4番目の高額。史上最高額は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』(2011)の3億7,900万ドル、第2位は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)の3億6,500万ドルとなっている。

第10作には、ドミニク役のヴィン・ディーゼル、レティ役のミシェル・ロドリゲス、ローマン役のタイリース・ギブソン、テズ役のリュダクリスらがカムバック。新キャストにはジェイソン・モモア&ブリー・ラーソンに加え、「ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~」(2022-)のアラン・リッチソンが参戦。監督は『インクレディブル・ハルク』(2008)や『トランスポーター』シリーズなどのルイ・レテリエが務める。

映画『FAST X(原題)』は2023年5月19日に米国公開予定

Sources: The Wrap, Box Office Mojo

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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