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「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」謎の仮面集団は「ヒーローと信じている」 ─ サノス余波で生まれる多様な悪、脚本家が考察

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では、「フラッグ・スマッシャーズ(Flag-Smashers)」と呼ばれる仮面集団が登場する。その見かけ同様、謎に満ちた行動を取る彼らは、悪党としてサムとバッキーの前に立ちはだかることになりそうだが、そんな彼らの存在について、脚本のマルコム・スペルマンが考察を加えている。

この記事には、「ファルコンウィンター・ソルジャー」第1話のネタバレが含まれています。

サムとバッキーの凸凹コンビを描いた本シリーズでは、第1話から物語に大きな動きが見られる。その一つが、スイスの夜の街を舞台に、突如として現れた集団フラッグ・スマッシャーズが働いた大掛かりな銀行強盗だ。その場に集まっていた群衆に仮面が渡されると、強盗を知らせるベルが鳴り響く。これと同時に、辺り一帯が混乱に包まれ、その間にスマッシャーズは大金が詰められたダッフルバッグを次々とパスしていくのだ。その場にいたサムの仕事仲間、兵士のホアキンは、マスク姿の男を取り押さえようとするも、その高い戦闘能力を前に力及ばず、怪我を負っている。

そんな正体不明の悪党集団については、その多くがベールに包まれているが、脚本を手がけるスペルマンに言わせてみれば、フラッグ・スマッシャーズは「自分をヒーローだと信じている」のだという。『アベンジャーズ』シリーズ最強の敵サノスがもたらした混乱の余波が拡がる情勢に乗じて、悪事を働く集団が生まれてしまうそのわけを、米Entertainment Weeklyのインタビューに明かしている。

「彼らはある意味、ヒーローたちでさえ“なんてこった。すごく良い点を突いているな”ってなってしまうほどに、自分たちが戦う目的を正当化できるんです。というのも彼らは、私達が生きている世界にとても似た世界に存在しているからなんですよ。サノスは倒されて、消えた半分の人たちが戻ってきました。それが世界的な危機を作り出すことになるのです。(実世界の)今日で起きているような。

こうした危機から色んな敵が生まれ、ヒーローたちも同意してしまうような、市民たちが“今は大変な時だから、もしかしたら間違ってないのかも”と思ってしまうような何かに応えているんです。この分断のおかげで、素晴らしいシーンの数々が生まれるんですよ。ヒーローとヴィランとが同一視されたら、どうなるか?ってことです。」

この仮面集団を率いていると思われるのが、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)にてアベンジャーズ分裂を仕掛けたバロン・ジモ(ヘルムート・ジモ)大佐だ。以前スペルマンは、別のインタビューで、ジモについて「自分こそがヒーローであると信じている」と、このたびと同様の内容を話していた。ジモにとっては、「スーパーヒーローたちは、国、都市、家族を奪った」ヴィランということだ。混乱した世界のなかで、正義を巡る視点の転換こそ、本作における大きなテーマの1つとなるだろう。

まだ本編では姿を見せていないジモだが、自身をヒーローと思い込んだ人間は、どのような危機、ジモの視点で記せば、どのような正義を世界にもたらすのか。そして、これにサムとバッキーが直面した時、どのような行動を取るのか。目の付け所は多い。

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Source:Entertainment Weekly

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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