「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シャロン・カーター役女優、『ジョン・ウィック』彷彿の高速アクションは「楽しかった」
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」には、元S.H.I.E.L.D.エージェントのシャロン・カーターが『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)以来の登場を果たした。しばらく姿を消していた間に大きな変化を経たシャロンは、第3話『パワー・ブローカー』で激しいアクションを見せてくれる。
第3話の脚本を執筆したのは、『ジョン・ウィック』シリーズでブレイクした脚本家デレク・コルスタッド。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」には、まさに同作を思わせるような高速格闘シーンも登場した。シャロン役のエミリー・ヴァンキャンプは、自らアクションに挑んだ感想を米Varietyにて語っている。
「脚本を読んで、“格闘の訓練をしてください”と書いてあるような本だなと思いました。“今までよりもちょっと大変なシーンを用意しました”みたいな。気合が入りましたし、トレーニングは今までよりもずっと大変でしたね。最高のスタントチームがいて、すごく丁寧に扱ってもらい、しっかりと準備をしていただきました。」
「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の撮影時、エミリーは「レジデント 型破りな天才研修医」(2018-)の撮影にも同時に参加していた。多忙なスケジュールの合間を縫いながら、エミリーは可能なかぎりトレーニングに足を運んだという。S.H.I.E.L.D.エージェントだった頃と現在では、シャロンの戦い方に大きな違いがある。今のシャロンから繰り出されるのは、高度な技術に裏打ちされた、一瞬の隙さえ与えないストリートファイト・スタイルの格闘だ。「荒々しさと鋭さがありながら、訓練された戦士であることもわかる。そんな演じ方を発見するのは楽しかった」とはエミリーの談である。
「第3話にはシャロンのすさまじいファイト・シーンがあります。今の彼女は自分の足で立っているので、そこを演じるのはすごく面白かったですね。つまり、もう武器やスーパーパワーの陰には隠れられないということ。肝の据わった格闘をするわけです。新しい技を覚えて戦うのは本当に良かった。」
シリーズの物語はシャロンの活躍をもって折り返しを迎えたが、今後はどんなアクションが見られるのか。脚本を執筆したデレクは、第3話について「派手なアクションを書いたので、これは無理だろうと思っていたら、(マーベルから)“最高だからもっと派手にしてほしい”と言われた」と語っている。あくまでもマーベル・スタジオは大規模のアクションを求めていたのだ。「僕もマーベルも“廊下”のシーンが大好きなんですが、ちょっと廊下の数が多すぎたので“爆発させられないか”という話になって。もちろんできると答えました」。その意味するところは、すでに本編を観た方には十分理解できることだろう。
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」は配信中。
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