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【ネタバレ】「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」シャロンの目的は「赦されること」 ─ 『シビル・ウォー』以来の大幅変化、その背景を女優が明かす

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
© 2021 Marvel

この記事には、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」第3話『パワー・ブローカー』のネタバレが含まれています。

ファルコン&ウィンター・ソルジャー
ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 3月19日(金)日米同時配信

シャロン・カーター、善悪のグレーゾーンで

キャプテン・アメリカの盾を盗み、政治犯となったシャロン・カーターは長らく消息がわからなくなっていたが、犯罪都市マドリプールにて姿を現す。潜入捜査に失敗したファルコン/サム・ウィルソン、ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ、そしてヘルムート・ジモの窮地を救うのだ。

脚本・製作総指揮のマルコム・スペルマンは、本作のシャロンは「自分が裏切られたこと、見捨てられたことに向き合っている」と語っていた。「姿を消してから、彼女は自分の力だけで生きていかなければいけなかった」のだと。新たなシャロン像を演じるため、エミリーは製作陣との話し合いを重ねたことを明かしている。

「(シャロンには)たくさんの可能性がありました。分かっているのは、シャロンが大きな犠牲を払ったこと。追われている間の彼女がどこにいたのかはわかりません。もちろん想像することはできるけれど……じゃあどう演じればいいのか。今の彼女は少し鋭さがあり、ぶっきらぼうなところもある。もう純粋な若いエージェントではありません。ここまで生き延びるため、彼女は必ずしも楽な道ばかりを選べたわけではないと思うし、自分にとって価値ある犠牲だけを払ってきたわけでもないと思います。」

「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のシャロン像は、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)『シビル・ウォー』の彼女とも、またコミックのシャロン像とも異なる。エミリーはMCU特有の、コミックを出発点にしつつオリジナルの物語と人物像を描くスタイルに信頼を寄せているようだ。「(コミックの)基本的なシャロン像を過去の映画では演じようとしました。そして、彼女の深い敬意と高潔さ、忠誠心が、不当な扱いによって失われるのは面白いと思った」と語るエミリーは、本作で「誰も知らない、喧嘩腰のシャロンを見せる」ことに関心を抱いたという。

第3話『パワー・ブローカー』の時点で、シャロンが善人なのか悪人なのか、実際のところサム&バッキーの敵なのか味方なのかはわからない。ファンの間では「シャロンがパワー・ブローカーなのでは?」との予想もあるが、エミリーは「パワー・ブローカーの可能性は誰にでもあるし、まだ出てきていないキャラクターもいます」とだけ答えている。

私が思うに、シャロンの最大の目的は赦されること。追われることにも限界が来ているし、十分に犠牲を払いましたから。彼女はエージェントの血筋に生まれ、自分の人生を愛していた。それが今では犯罪者の島から出られず、おそらく本当は望んでいないことをしているんです。だから彼女は、叶うならば昔のような生活を取り戻したいんじゃないかと思います。(『シビル・ウォー』を経て)彼女には、サムとバッキーを破滅させたいと考えるだけの理由があります。だけど、二人は自分の生活を取り戻す手段でもある。それが面白い関係性を生んでいるんです。」

本作への出演について、エミリーは「映画は2時間に大勢を登場させなければいけないけれど、ストリーミングなら8時間かけて深いところまで描ける」と喜びを語った。「まだ数話ありますが、シャロンは(従来とは)まるで違う道を行くことになりますよ」

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』 は配信中。

Source: Variety

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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