【ネタバレ】『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』未公開シーンを出演者が語る

「ハリー・ポッター」魔法ワールドの最新作、映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』では、134分という上映時間の中にすさまじい情報量が詰め込まれている。もちろん多くの映画と同じく、本作には泣く泣くカットすることとなったシーンがいくつも存在するようだ。
海外メディアのインタビューでは、エディ・レッドメインやジュード・ロウをはじめとした出演者たちが、本編に入らなかった“お気に入りのシーン”を明かしている。ネタバレが含まれるので、映画鑑賞後にお読みいただければ幸いである。
この記事には、映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のネタバレ内容が含まれています。

▼ ファンタビの記事
『ファンタスティック・ビースト』続編に望む日本ファンの想い ─ 「これを観るまで終われない」緊急アンケート結果発表 『ファンタビ』ファンに届け! 『ファンタビ』ニコラス・フラメル役、演じたのはカルト界の巨匠の息子だった ─ 父親とは意外な共通点も 知ってた? 『ファンタビ』第2作『黒い魔法使いの誕生』徹底解説 ─ あらすじ、カットシーン&小ネタ、新キャラクター紹介まで 最新作前の復習にも 『ファンタビ』クイニーが心配すぎるので演じたアリソン・スドルにいろいろ聞いてみたら余計に切なくなった【単独インタビュー】 衝撃の事実… 『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』キャラポス世界同時公開 ─ ニュート、クリーデンス、グリンデルバルドら全9枚 ダンブルドア軍団vsグリンデルバルド陣営
ニュート、兄テセウスとパブで会う
米Colliderのインタビューにて、主人公ニュート役のエディ・レッドメインは、本来、映画の序盤にニュートと兄テセウスのシーンがさらに用意されていたことを明かしている。
「魔法界のパブの、楽しいシーンがありました。ニュートが魔法省の策に乗って闇祓いになることを断ったあと、部屋を飛び出してロンドンのパブにいるシーンがあったんです。そこに兄がやってきて話をするんですけど、ピケット(ボウトラックル)が僕のバタービールなんかに夢中になってる。良いシーンでしたけど、なぜカットしなきゃいけなかったかはわかりますね。」

Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) J.K. Rowling
ニュートとティナがフランス魔法省の記録庫に潜入するシーンでは、隠れている二人がリタに見つかった直後、猫の姿をした魔法動物マタゴットが3人を追うことになる。エディによると、リタがニュートを守るためにマタゴットと戦い、その間にニュートがマタゴットをキャリーケースに入れる方法を考えるくだりが存在していたとか。エディは「そのバージョンも見ましたが、時間の問題でカットされたんだと思います」と述べている。
ティナ役のキャサリン・ウォーターストンも、英Digital Spyにて、ティナとリタがニュートの背後で戦っている場面を撮影したことを認めている。おそらく記録庫のシーンでは、ティナ&リタとマタゴットのアクションシーンが繰り広げられるはずだったのだろう。

ちなみに撮影の時点では、ニュートとベビー・ニフラーのシーンや、映画終盤でリタ・レストレンジが自身の過去を明かすシーンが映画本編よりも長く撮られていたという。エディが「本編で観たかった」と口にしているのは、すべてを告白したリタにニュートが駆け寄ってその身を案じるという場面。残念ながらカットされてしまったが、いずれロングバージョンが見られることを祈りたい。
ジェイコブ&クイニー、ダンブルドア&マクゴナガルも
クイニー役のアリソン・スドルがカットされて残念がっているのは、同じくフランス魔法省の中を歩くシーンの“足の演技”だ。MTV Internationalのインタビューで、アリソンはフランス魔法省のシーンについて「私の靴を撮った、いいショットがあったんですけどね」と振り返っている。
「(フランス魔法省は)ものすごいセットで、床があちこち傾いてたんですよ。パリジャンはみんな、まるでぜんぜん普通のことみたいに歩いてるんですが、私の靴は滑りやすくて。実際に滑っちゃうショットがあって、すごく楽しかったんですよ。スタッフのみなさんは“足くじいちゃうぞ”って思っていたみたいですけど。」
- <
- 1
- 2