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【ネタバレ】『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』未公開シーンを出演者が語る

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

ハリー・ポッター」魔法ワールドの最新作、映画ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生では、134分という上映時間の中にすさまじい情報量が詰め込まれている。もちろん多くの映画と同じく、本作には泣く泣くカットすることとなったシーンがいくつも存在するようだ。

海外メディアのインタビューでは、エディ・レッドメインジュード・ロウをはじめとした出演者たちが、本編に入らなかった“お気に入りのシーン”を明かしている。ネタバレが含まれるので、映画鑑賞後にお読みいただければ幸いである。

この記事には、映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』のネタバレ内容が含まれています。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
©2017 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights © JKR.

ニュート、兄テセウスとパブで会う

Colliderのインタビューにて、主人公ニュート役のエディ・レッドメインは、本来、映画の序盤にニュートと兄テセウスのシーンがさらに用意されていたことを明かしている。

「魔法界のパブの、楽しいシーンがありました。ニュートが魔法省の策に乗って闇祓いになることを断ったあと、部屋を飛び出してロンドンのパブにいるシーンがあったんです。そこに兄がやってきて話をするんですけど、ピケット(ボウトラックル)が僕のバタービールなんかに夢中になってる。良いシーンでしたけど、なぜカットしなきゃいけなかったかはわかりますね。」

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
(C) 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) J.K. Rowling

ニュートとティナがフランス魔法省の記録庫に潜入するシーンでは、隠れている二人がリタに見つかった直後、猫の姿をした魔法動物マタゴットが3人を追うことになる。エディによると、リタがニュートを守るためにマタゴットと戦い、その間にニュートがマタゴットをキャリーケースに入れる方法を考えるくだりが存在していたとか。エディは「そのバージョンも見ましたが、時間の問題でカットされたんだと思います」と述べている。

ティナ役のキャサリン・ウォーターストンも、英Digital Spyにて、ティナとリタがニュートの背後で戦っている場面を撮影したことを認めている。おそらく記録庫のシーンでは、ティナ&リタとマタゴットのアクションシーンが繰り広げられるはずだったのだろう。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.

ちなみに撮影の時点では、ニュートとベビー・ニフラーのシーンや、映画終盤でリタ・レストレンジが自身の過去を明かすシーンが映画本編よりも長く撮られていたという。エディが「本編で観たかった」と口にしているのは、すべてを告白したリタにニュートが駆け寄ってその身を案じるという場面。残念ながらカットされてしまったが、いずれロングバージョンが見られることを祈りたい。

ジェイコブ&クイニー、ダンブルドア&マクゴナガルも

クイニー役のアリソン・スドルがカットされて残念がっているのは、同じくフランス魔法省の中を歩くシーンの“足の演技”だ。MTV Internationalのインタビューで、アリソンはフランス魔法省のシーンについて「私の靴を撮った、いいショットがあったんですけどね」と振り返っている。

「(フランス魔法省は)ものすごいセットで、床があちこち傾いてたんですよ。パリジャンはみんな、まるでぜんぜん普通のことみたいに歩いてるんですが、私の靴は滑りやすくて。実際に滑っちゃうショットがあって、すごく楽しかったんですよ。スタッフのみなさんは“足くじいちゃうぞ”って思っていたみたいですけど。」

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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