『ファンタスティック・ビースト』第3作、撮影開始が延期に ─ 『黒い魔法使いの誕生』続編、事前準備に時間要する

Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) J.K. Rowling
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)に次ぐ、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの第3作(タイトル未定)の撮影開始が延期となったことがわかった。米Deadline、Varietyが報じている。
『ファンタスティック・ビースト』第3作の撮影は、かねてより2019年7月より開始されると伝えられていた。今回の報道によれば、本作の撮影開始は2019年晩秋まで延期されたとのこと。撮影に至るまでのプリプロダクション(準備作業)に、当初の計画以上の時間が必要になったものとみられている。なお、『ハリー・ポッター』原作者であるJ・K・ローリングによる脚本はすでに完成済みだ。
2019年1月現在、ワーナー・ブラザースは『ファンタスティック・ビースト』第3作を2020年11月に米国公開予定。全5部作を約2年ペースで公開する構想だとされている。ただし今回のスケジュール変更によって、撮影開始から米国公開までは約1年というタイトなスケジュールとなった。今後の進捗状況によっては公開時期も変更となる可能性も否定できないだろう。撮影開始の延期は、すでにエディ・レッドメインをはじめとする出演者にも通知されているという。
ちなみに『ファンタスティック・ビースト』シリーズでクリーデンス・ベアボーン役を演じているエズラ・ミラーは、第3作の撮影後、自身の主演するDCコミックス原作映画『ザ・フラッシュ(仮題)』の撮影に参加すると伝えられていた。撮影開始の延期に伴って『ザ・フラッシュ』の撮影も繰り下げられるのか、それとも撮影順序が逆転するのかは不明。どちらの作品もワーナー製作とあって、スタジオの戦略が明確な形で表れることになりそうだ。
『ファンタスティック・ビースト』第3作には、シリーズ作品を手がけてきたデヴィッド・イェーツが監督として続投。プロデューサーにはJ・K・ローリングと『ハリー・ポッター』シリーズからの仕掛け人であるデヴィッド・ハイマンらがひきつづき参加する。
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は2018年11月23日より全国の映画館にて公開中。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/fantasticbeasts/