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マーベル・スタジオで「マルチバース会議」、ケヴィン・ファイギがマルチバース戦略を語る

ケヴィン・ファイギ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35437565993/ Remixed by THE RIVER

「マルチバースが大々的にやってきます」マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギが大胆予告だ。

ディズニーによる公式ポッドキャスト番組にゲスト登場したケヴィン・ファイギが、マーベル・ファン期待のマルチバースについて、胸躍るような情報を紹介している。マルチバースとは、複数の世界線の存在を認め、時に合流させることで夢の共演を可能にさせる概念のことだ。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の世界観がさらに拡大されるとして、ファンは様々な期待を寄せいている。

ちょうど今朝も、マーベル・スタジオの全チームで、マルチバースについて会議してきたんですよ」とケヴィン・ファイギ。つまり、マーベル・スタジオ内で「マルチバース会議」が行われているということだ。「マルチバースのルールをどうするか、マルチバースまわりの興奮をどう届けるかについて」話してきたその足で、今回の番組収録にしたファイギ。その頭の中では、MCUの始まりを思い出していたようだ。

「『アイアンマン』(2008)の最後にサム(サミュエル・L)・ジャクソンがカメオ登場したときは、一部の人たちにとっては興奮するだろうと思いました。そこから、あれはどういう意味だったのか、ニック・フューリーとは誰だったのかを、より広い人々に教えていく必要がありました。2008年の夏のことがすぐに思い出されますよ。あれって、みんなの想像を掻き立てましたよね」。

思い返せば、複数の映画がひとつに合流する「シネマティック・ユニバース」構想をもたらしたMCUは画期的だった。『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』(2008)『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)『マイティ・ソー』(2011)で伏線を散りばめておき、『アベンジャーズ』で夢の合流を果たした展開に、世界中のファンは夢見心地になった。このユニバース構想は、他の映画スタジオにも絶大な影響を与えている。

「マルチバースについても同じことが言えます。どんな展開になっていくかは私たちも夢中で楽しみです」とファイギは続ける。MCUフェーズ3でもマルチバースの概念は示唆されていたが、それらは全て計算の上で、少しずつファンを啓蒙していたというのだ。「マルチバースが何なのかを明らかにしなければならないと考えました。そこで『ドクター・ストレンジ』(2016)ではわずかに見せて、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でフェイクを挟んだんです」。

「これは言わせてください。マルチバースのストーリーを追いかけているのは、ファンのみなさんだけではありません。今は『ロキ』シリーズの途中ですが、皆さんの反応を見ているだけでとても楽しいです」。

Disney+(ディズニープラス)のドラマシリーズ「ロキ」は、マルチバースに向けたセットアップを完了させるような位置づけの作品となった。続いては、別世界の物語を描くアニメシリーズ「ホワット・イフ…?」(2021年8月)や、別シリーズのスパイダーマンとの共演が噂される『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年12月米公開)、タイトルに「マルチバース」と堂々と謳う『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』(2022年3月米公開)と連なる。マルチバースの世界では、無限の可能性が待っていそうだ。

Source:D23 Inside Disney

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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