女性版『アベンジャーズ』実現は「時間の問題」 ─ 『ブラックパンサー』シュリ役女優が期待込める

いまや、マーベル・シネマティック・ユニバースの顔ぶれは実に多彩なものとなった。『アイアンマン』(2008)のころには考えづらかったことだが、女性ヒーローの層は年を追うごとに厚くなり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)ではキャプテン・マーベルやワスプら女性ヒーローのチームアップ・シーンも含まれたのだ。
『ブラックパンサー』(2018)に登場した、ブラックパンサー/ティ・チャラの妹シュリもそのひとり。桁外れの頭脳をもって活躍し、『エンドゲーム』の決戦にも参加した。米Yahoo!にて、シュリ役のレティーシャ・ライトは女性版『アベンジャーズ』の実現に改めて期待を込めている。
「(実現のために)戦う必要はないと思います。ケヴィン(・ファイギ/マーベル・スタジオ社長)と一緒に指揮を執っているヴィクトリア・アロンソ(プロデューサー)はすごく前向きだし。作られるのは時間の問題だと思いますよ。」
女性版『アベンジャーズ』の実現にあたって、レティーシャがメンバーとして希望するのは『ブラックパンサー』の共演者たちだ。ダナイ・グリラ演じるオコエ、ルピタ・ニョンゴ演じるナキア、そしてアンジェラ・バセット演じるラモンダ。そして『マイティ・ソー』シリーズのヴァルキリー(演:テッサ・トンプソン)。レティーシャは「絶対にキャプテン・マーベル(演:ブリー・ラーソン)は必要」とも言い添えている。
もともと女性版『アベンジャーズ』については、ブリー・ラーソンやスカーレット・ヨハンソン、テッサ・トンプソン、ゾーイ・サルダナらがマーベル・スタジオに要望していたもの。2019年3月、ブリーも実現への意欲を示していた。
なお『ブラックパンサー』の続編映画については、2020年8月、ブラックパンサー役のチャドウィック・ボーズマンが逝去したことから見通し不明となっている。以前、レティーシャも「今は考えたいとさえ思わない」と述べており、シュリの再登場についても不透明な状況だ。ただし、レティーシャ自身は『ナイル殺人事件』やスティーヴ・マックイーン監督作品「スモール・アックス(原題:Small Axe)」など新作を控えており、俳優としての今後をこう語った。
「私がずっと夢見ているのは、黒人の女性だけでなく、世界中の女性に、若い人たちに影響を与えられるような役を演じること。観客のみなさんがシュリを楽しんでくれたこと、その良さを理解してくださったのはうれしいですね。私は世界に対してポジティブなことをしたいから。」
Source: Yahoo!