『スター・ウォーズ』フィンとレイがオビ=ワンとダース・ベイダーのように対決すると思っていたジョン・ボイエガ

『スター・ウォーズ』続3部作でフィン役を演じたジョン・ボイエガは、これまでも度々シリーズに対する想いを語ってきたが、新たに実現しなかったストーリー予想を話している。
米ScreenRantによれば、ボイエガは米フィラデルフィア開催のFan Expoにて、フィンがフォース感応者である設定が掘り下げられることに期待していたとコメント。次のように語っている。
「遅くとも『フォースの覚醒』の脚本を読み終えた時に、フィンはフォース感応者だろうと思っていました。きっと、二人のジェダイを描くことになるんだろうなと考えていました。実は、オビ=ワンとダース・ベイダーの関係みたいになるだろうと思ったんです。ゆくゆくは二人が対立することになるのだろうとね。」
オビ=ワン・ケノービとダース・ベイダーことアナキン・スカイウォーカーは、師弟としての関係を築き、やがてアナキンがダークサイドに転向したことで禁断の対立関係に。かつての友が憎むべき相手に転じるというドラマチックな物語が描かれた。
ボイエガは、フィンとレイがそれぞれフォース感応者として成長した後に二人が戦うことになるとの展開を予想していたようだ。実際に、中間作『最後のジェダイ』が公開されるまで、レイがダークサイドに傾くのではないかとの考察がさかんに行われていた。
フィンとレイは同じ時期に運命に巻き込まれ、銀河の秩序を取り戻すための壮大な冒険に繰り出すことになる。フィンは『フォースの覚醒』で勇気を振り絞ってライトセーバーを握りカイロ・レンに立ち向かったが、あえなく敗北を喫する。そのフィンが、もしも力をつけてジェダイとなり、レイと禁断の対決を繰り広げていたら……?『シスの復讐』で繰り広げられたオビ=ワン対アナキン戦に匹敵する名バトルとなっていたかもしれない。
結局のところ、フィンのフォース感応者としての能力は『最後のジェダイ』『スカイウォーカーの夜明け』で確立されることはなく、わずかに仄めかされる程度となった。フィンの出番そのものが明らかに縮小されたことについて、ボイエガはこれまで苛立ちを公言している。