『悪人伝』ハリウッド・リメイク、マ・ドンソクが主演続投 ─ シルベスター・スタローンが製作へ

シルベスター・スタローンのプロデュースのもとハリウッド・リメイク化が決定している韓国映画『悪人伝』(2019)に、マ・ドンソク/ドン・リーが主演を続投することがわかった。
2019年に公開された『悪人伝』は、『パラサイト 半地下の家族』(2019)と同じく、第72回カンヌ国際映画祭で大きな話題を呼んだ韓国映画。マ・ドンソクふんするヤクザの組長、チャン・ドンスはある夜、何者かに刺されてしまう。一命をとりとめたドンスだったが、敵対組織の仕業であると疑い犯人探しを始める。一方で、連続殺人鬼を追う刑事は、ドンスに致命傷を負わせた相手が、この事件の犯人と同一人物であると確信し、ドンスにつきまとうようになる。ふたりは最初こそ敵意を剥き出しにするが、殺人鬼を捕まえるために共闘していくことに……。
ヤクザ、警察、殺人鬼による三つ巴の戦いが繰り広げられた『悪人伝』。2019年5月にはハリウッド・リメイク化企画が進行中と報じられていたが、その後は音沙汰がなかった。米Deadlineが伝える続報によると、パラマウント・ピクチャーズがスタジオを担当することが判明したほか、再び主演を務めるマ・ドンソクは、シルベスター・スタローンとともにプロデュースも兼任するとのことだ。企画は現在初期段階とのことで、そのほかのキャストや監督、製作時期については伝えられていない。
ちなみにマ・ドンソクといえば、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)をはじめ、『犯罪都市』(2017)などでも知られているほか、2021年には、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『エターナルズ』に出演し、その名を世界に轟かせた。同作では、7000年ものあいだ人類を見守ってきた守護者のギルガメッシュとしてキャスティングされ、圧倒的な強さと優しさを合わせ持った最強の戦士を見事に演じ切った。なお現在韓国では、『犯罪都市』の続編映画が公開中で、1作目に引き続き一般客のみならず批評家から高く評価されている。
Source:Deadline