『ローグ・ワン』ギャレス・エドワーズ監督、新作SF映画が始動 ─ 2020年夏の撮影めざす

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)を大ヒットに導いた映画監督ギャレス・エドワーズが、同作以来3年越しとなる新作映画(タイトル未定)を始動させたことがわかった。米Varietyなど複数のメディアが報じている。
ギャレスの新作は近未来を舞台としたSF映画となり、自らが脚本・監督・プロデュースを兼任。『ローグ・ワン』でタッグを組み、その後『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)を手がけたキリ・ハートもプロデューサーとして参加している。物語の詳細は不明だが、ギャレスが近未来の世界を描くのは『モンスターズ/地球外生命体』(2010)以来。“得意分野”ともされるジャンルで、いったい何を描くのか。
報道によれば、すでにギャレスはキャスティング作業に入っており、2020年夏の撮影を目指して企画は進行中。出資・製作を務めるのは、『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)『アド・アストラ』(2019)の米New Regencyだ。『ザ・ファイター』(2010)のクリスチャン・ベール&デヴィッド・O・ラッセル監督による新作も控えており、注目の企画が続くことになる。
ギャレスは低予算で製作した『モンスターズ/地球外生命体』が高く評価され、日本の“怪獣王”をハリウッドで実写化した『GODZILLA ゴジラ』(2014)の監督に抜擢された。その後、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で『スター・ウォーズ』シリーズの新たな方向性を開拓したが、同作は大規模な再撮影・再編集が行われたことでも知られる。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』へのカメオ出演が公には最後の活動となったが、ギャレスは『ローグ・ワン』以降、複数の企画開発にあたってきたとのこと。今回の報道は、ファンにとってはまさに待望の動きとなった。