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「ジェン・ブイ」シーズン2、アンドレ役の故チャンス・パードモを追悼 ─ 「これはアンドレとチャンスの物語です」

ジェン・ブイ
©Amazon Studios

Amazonシリーズ「ザ・ボーイズ」のスピンオフ「ジェン・ブイ」シーズン2は、アンドレ・アンダーソン役を演じた故チャンス・パードモを追悼する内容になるという。ショーランナーのミシェル・ファゼカスが、サンディエゴ・コミコン2025における米Entertainment Weeklyの取材で語った。

「ジェン・ブイ」(2023-)は、巨大企業ヴォート社運営のゴドルキン大学を舞台に、若きスーパーヒーロー候補生の熾烈なトップ争いや、校内に潜む陰謀を描いたシリーズ。パードモは磁気を操る能力を持つ学生アンドレ役を好演したが、2024年3月30日にバイク事故により27歳の若さで逝去。シーズン2の製作準備に向かう道中での悲劇だった。

シーズン2でパードモを追悼することについて、ファゼカスは「一番にやりたかったこと」だと語る。

「番組や予告編を見るだけでも……かなり前のことですが、脚本家ルームで、彼を追悼することがいかに大切かを話し合ったのを覚えています。実際に番組を観てみると、彼がシーズンを通してずっと存在しているのがわかります。あらゆる意味でアンドレとチャンスについての物語です。本当に誇りに思っています。」

パードモの没後、製作陣は代役を立てることなく、ストーリーを練り直してシーズン2を製作することを決定。「ザ・ボーイズ」ユニバースを統括するエリック・クリプキは、2024年5月の時点で、「ほんの数週間ですべてを再考しました」と明かしていた。「“本当に大変でしょう”と言われますが、私が話すのは、彼(パードモ)の友人や愛する人たちの経験していることに比べたらささいなものだということ。私たちにできるのはそれが最低限です」。

公開されている予告編では、アンドレの父親ポラリティ(ショーン・パトリック・トーマス)が息子との写真を手に涙ぐみ、「学校を燃やし尽くしてやりたい」と怒りをにじませ、「本当は私の息子に何があったんだ」と問い詰めている。ゴドルキン大学で何かが起こってアンドレが死亡し、ポラリティが真相解明に出てくる展開が示唆され、仲間たちがアンドレのために戦おうとする描写もある。

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パードモはシーズン2の撮影直前に亡くなったため、劇中にアンドレは登場しないとみられる。しかし、彼の存在はシリーズの物語に大きな影響を与えているようだ。

「ジェン・ブイ」シーズン2は2025年9月17日よりPrime Videoにて米配信。日本での配信情報も待たれる。

Source: Entertainment Weekly(1, 2

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行。海外ドラマDIVEを運営。

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