「『ゴーストライダー』は何らかの事情でR指定に出来なかった」ニコラス・ケイジが告白

かつて、あのニコラス・ケイジがマーベルのスーパーヒーローを二作に渡って演じた映画があった。2007年の『ゴーストライダー』、2012年の続編『ゴーストライダー2』だ。地獄の炎(ヘルファイア)に包まれ、車輪から炎を吹き放つ「ヘルバイク」に跨り、悪を成敗するオカルトヒーローはマーベル・コミック屈指の人気キャラクターだったが、ファンや批評家からの評判は決して振るわず。第二作目は5,700万ドルの製作費に対し、米国内興行収入は5,100万ドルに留まった。

最も、『ゴーストライダー』は時代に恵まれなかった悲運な映画だったのかもしれない。ニコラス・ケイジが今になって語ったところによれば、本シリーズは当時、ゴーストライダーの醸す本来の世界観を表現すべく、R指定の描写を含む案があった。ところが事情により実現できなかったのだという。「ゴーストライダーは、R指定で作られるべき映画だと思う。」ニコラスは、JoBloのインタビューでこう吐露する。


「デヴィッド・ゴイヤーが書いた(R指定の)脚本が素晴らしくて、これでやりたいと思っていたんですけど、何か事情があったとかで、やらせてもらえなかったんですよ。でも、あれは今でも映画化させるべきだと思う。僕が出なくてもいいから、R指定でやるべき。『デッドプール』はR指定だったけど、凄かったじゃないですか。ゴーストライダーも、もともとR指定の恐怖のスーパーヒーローなんだから、エッジを効かせるべき。当時はそれが実現できなかったんです。」

ニコラス・ケイジも触れているように、マーベル映画からは2016年に『デッドプール』が、2017年に『LOGAN/ローガン』が、それぞれR指定作品ながら成功を収めている。『LOGAN/ローガン』に至っては、アカデミー脚色賞にもノミネートされた。『X-MEN』ユニバースを握る20世紀フォックス制作のマーベル映画はこれよりR指定に開放的となり、『マルチプル・マン(仮題)』は「ハードなR指定」を目指すとされる。(ホラー要素を併せ持つ『ニュー・ミュータンツ』ではPG-13指定。)こうした流れに追随するように、ダークホースコミックスのリブート版『ヘルボーイ』もR指定となるほか、DC映画からは米ワーナー・ブラザーズがR指定のヒーロー映画製作の予定を「100%イエス」と強い関心を示している。(『ゴーストライダー』はソニー・ピクチャーズ配給。)

かつて『ゴーストライダー2』のブライアン・テイラー監督は「なぜ『スーサイド・スクワッド』(2016)をR指定にしなかったのか」と苦言を呈したことがあった。スーパーヒーロー映画とR指定の相性が証明された今、『ゴーストライダー』はハードな描写で再び映画化される未来を、地獄で待っているのかもしれない。

Source:JoBlo
Eyecatch Image:nicolas genin

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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