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『グラディエーター2』に「ストレンジャー・シングス」エディ役ジョセフ・クイン出演決定 ─ 暴君カラカラ帝役で

東京コミコン2022 ジョセフ・クイン ジェイミー・キャンベル・バウアー ステージ

巨匠リドリー・スコット監督による『グラディエーター』の続編映画『グラディエーター2』(仮題)の新たな出演者が明らかになった。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4のエディ・マンソン役で知られるジョセフ・クインが新キャストとして、また前作でルシッラ役を演じたコニー・ニールセンが続投することを米Varietyが報じている。

本作は『グラディエーター』(2000)の25~30年後を舞台に、前作に登場したコモドゥス(ホアキン・フェニックス)の甥で、ルシッラの息子・ルキウスを描く物語となる。主人公のルキウス役を演じるのは、『aftersun/アフターサン』(2022、日2023)でアカデミー賞主演男優賞候補となったポール・メスカル。クインは、ローマ帝国のセウェルス朝第2代当主であるカラカラ帝を演じる。

カラカラ帝はローマ史に残る暴君として知られる一方、帝国の拡張に伴い、帝国内の全自由民に市民権を与えた功績から、一部の歴史家からは肯定的な評価を受けている人物。「ストレンジャー・シングス」では一風変わり者だが、頼もしいエディを演じたクインが、カラカラ帝の持つ二面性をいかに表現するか要注目だ。

またカラカラ帝の弟、ゲタ役には『エターナルズ』(2021)『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)のバリー・コーガンが交渉中と以前より報じられている。ゲタは、父セプティミウス・セウェルスの跡を継いで兄カラカラと共に皇帝に即位するが、共治帝の兄に殺害されて最期を遂げる。クインとコーガンが兄弟の愛憎を繰り広げることに期待したい。

前作にてルシッラは、かつての恋人であったマキシマス(ラッセル・クロウ)と身分の違いにより別れ、アウレリウスの共同皇帝ルキウス・ウェルスと結婚するも、弟コモドゥスの野心に恐れを抱いていた。そのルシッラの一人息子がルキウスが続編での主人公となることからも、ルシッラは前作と続編と繋ぐ役割を果たすだろう。

『グラディエーター2』は名優デンゼル・ワシントンが出演意向である旨も話題となっているが、デンゼルの役どころは以前としてベールに包まれたまま。リドリーが当初からデンゼルを想定して執筆していた役柄ということもあり、ストーリーの大きな核となることが予想されている。ベテラン俳優から若手実力派まで、強力なキャストたちが作品を固めることとなるだろう。

『グラディエーター』続編映画(タイトル未定)は、2024年11月22日に米国公開予定。共同脚本は『ゲティ家の身代金』(2017)のデヴィッド・スカルパが務め、前作からは衣装デザイナーのジャンティ・イエーツ、美術監督のアーサー・マックスも復帰する。

Source:Variety

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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