『ガラスの城の約束』名優ウディ・ハレルソン、ホームレスの父親を熱演 ─ 娘役ブリー・ラーソンとの遭遇

『ルーム』(2015)『キャプテン・マーベル』(2019)のブリー・ラーソン主演最新作『ガラスの城の約束』が、2019年6月14日(金)に公開される。このたび、ブリー演じる主人公ジャネットと、彼女に多大なる影響を与えたウディ・ハレルソン演じる父親レックスがニューヨークの雑踏で再会するシーンの映像が到着した。
酒浸りで働かない父親に愛想をつかし、逃げ去るように実家を離れたジャネットは、努力の甲斐あって「ニューヨーク・マガジン」でコラムニストになり、華々しく活躍する日々を送っていた。ファイナンシャル・アドバイザーの恋人デヴィッドと婚約した彼女は、クライアントとのディナーの帰り道、車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは彼女の父親・レックスだった。レックスは妻のローズマリーと共に路上のゴミ箱を漁っていたのだ。驚いたジャネットは思わず顔を背け、身をひそめるが、レックスはジャネットに気付くと彼女の乗るタクシーを叩き睨み付ける。
ブリー・ラーソンとウディ・ハレルソンは、『ランパート 汚れた刑事』(2011)以来2度目の共演となる。ブリーは「素晴らしい相手役でした。私たちはとても相性がいいんです!」とコメント。「大先輩ですが、ウディはとても親しみやすい人なので、父娘の役は演じやすかったですね」。一方のウディも「ブリーは現状に甘んじることなく、つねに仕事熱心で素晴らしい。久しぶりに共演できてとても嬉しかった」と語っている。

『ガラスの城の約束』
順風満帆な日々を送っていた人気コラムニストのジャネットは、ある日、車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは彼女の父・レックスだった。かつて家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持っていたエンジニアのレックス、アーティストで妻のローズマリーは、定職に就かず理想や夢を追い求めて気ままに暮らしていた。幼い頃のジャネットら子どもたちにとってレックスはカリスマ的な存在だったが、仕事が上手くいかなくなるにつれ、彼は酒の量を増やし、家で暴れるようになっていく。ジャネットは大学進学をきっかけにニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとする……。
本作はジャネット・ウォールズの自叙伝「The Glass Castle」を原作に、『ショート・ターム』(2013)のデスティン・ダニエル・クレットンが監督を担当。『キャプテン・マーベル』(2019)ブリー・ラーソンが主人公ジャネットを、『スリー・ビルボード』(2016)『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)のウディ・ハレルソン、『マルホランド・ドライブ』(2001)『インポッシブル』(2012)のナオミ・ワッツが両親役を演じた。
映画『ガラスの城の約束』は2019年6月14日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開。
『ガラスの城の約束』公式サイト:http://www.phantom-film.com/garasunoshiro/