『ハン・ソロ』若きランド役、再演に向けて「話し合っている」 ─ ドナルド・グローバー、意欲じゅうぶん

『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)に登場した、若かりし日のランド・カルリジアンを描くというスピンオフドラマ「Lando(原題)」。本企画が発表されて以来、具体的な進捗状況が聞こえてこない中、ランド役でカムバックが伝えられているドナルド・グローヴァーが再演について口を開いた。
オレンジの果樹園にて米GQのインタビューに応じたグローヴァーは、「またランドを演じたいです。彼になる時間は楽しいですから」とコメントし、復帰への意欲を覗かせた。
「ただ、正当な形でなければならないし、そうである必要があるでしょう。僕にとっては今、時間がすごく貴重なんです。誰もがですが、ここ2~3年はパンデミックで人々は、“なぜ、自分はこんなことをしているのだろう……?オレンジのそばにいるべきなのに”と思うような時間を体験しました。人々は時間が貴重だと悟ったんです。時間は限られていますからね。
だから、自分の時間を無駄にするようなことや、単に給料のために何かをすることに興味がないんです。それよりも、自分が楽しいと思う人たちと時間を過ごしたい。だから、それがやるべきことでなければならないし、それ(『Lando』)はやるべきことだ思います。ランドは間違いなく、一緒に過ごしたい人です。そのことについて僕たちは話合っているし、(ルーカスフィルム社長の)キャスリーン・ケネディに追い詰められることなく言えるのはそれだけです。」
今回の発言では、グローヴァーにランド役を再演する意志があり、現在もケネディ社長と話し合いの場が持たれていることしか分からないが、幸いにも企画は立ち消えにはなっていないようだ。
『スター・ウォーズ』ユニバースでは、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が主導するとされていた長編映画をはじめ、『ワンダーウーマン』シリーズのパティ・ジェンキンス監督による『スター・ウォーズ:ローグ・スコードロン(原題:Star Wars: Rogue Squadron)』も中止になっている。その他のプロジェクトについてもクリエイターの降板などが報じられており、そういった波乱に満ちた状況を鑑みれば、「Lando」の企画が今も生きていることは朗報だと考えられそうだ。
もともとランドを主人公にした企画は2020年12月に発表され、その当時は、オリジナル3部作でランド役を演じたビリー・ディー・ウィリアムズのバージョンなのか、グローヴァー版なのか定かではなかったが、2022年5月にケネディ社長の発言にて、グローヴァー版で進行していることが明らかになっている。
「Lando」については、2023年4月にロンドンで開催される「スター・ウォーズ・セレブレーション2023」で何か新情報が発表されるかもしれない。
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Source:GQ