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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』2020年に撮影へ ─ マーベル、2019年内に『エターナルズ』『シャン・チー』を撮影

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
写真:ゼータ イメージ

『アベンジャーズ/エンドゲーム』が劇場公開を迎えた現在、マーベル・スタジオは“その後”の作品群を引き続き準備しているようだ。米The Hollywood Reporterによれば、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(邦題未定、原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』は2020年の撮影を目指して企画が進められているという。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』は、当初『アベンジャーズ/エンドゲーム』後のマーベル・シネマティック・ユニバースを先導する作品の一本として、2020年の米国公開が予定されていた。しかし2018年7月、脚本・監督のジェームズ・ガンによる過去の不適切な発言が問題視され、ディズニーは監督を解雇。2019年3月に再雇用に至っているが、2019年初頭から撮影を実施するというスケジュールは白紙に戻されている。

解雇から再雇用までの間に、ガンはワーナー・ブラザース&DCコミックス映画『ザ・スーサイド・スクワッド(邦題未定、原題:The Suicide Squad)』の脚本・監督に就任。デヴィッド・エアー監督『スーサイド・スクワッド』(2016)の“リランチ”あるいは“全面リブート”となる本作は、前作の出演者を一部継承、新キャストも交えて製作され、2019年9月の撮影開始予定だ。

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ガン監督いわく、『ザ・スーサイド・スクワッド』は「現在はプリプロダクション(撮影準備)の真っ最中、本当に楽しみ」とのこと。ちなみに、『アントマン』シリーズでスコット・ラング/アントマンの友人カート役を演じているデヴィッド・ダストマルチャンが出演することも判明している。

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したがって、今後ガン監督は『ザ・スーサイド・スクワッド』を撮影し、その後『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』の製作へと進むことになる。『ザ・スーサイド・スクワッド』は2021年8月6日に米国公開予定のため、その完成を待たず、作品の仕上げ(ポストプロダクション)と並行して『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』の撮影が開始される可能性も高い。解雇騒動から一転、ガン監督は超多忙な数年間を送ることになりそうだ。

もっとも、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』の脚本は2017年後半から2018年春にかけて執筆され、すでに完成済み。執筆時点で『アベンジャーズ/エンドゲーム』の撮影が始まっていたことを鑑みると、当時からガン監督はユニバース全体の動きを把握しており、脚本の大幅なリライトは行われないものとみられる。脚本の完成度には出演者も賞賛の声を送っているだけに、撮影開始まではスムーズな進行が期待されるところだ。

なお今回の報道によれば、マーベル・スタジオは2019年内に『エターナルズ(邦題未定、原題:Eternals)』と、アジア系ヒーローの単独映画『シャン・チー(邦題未定、原題:Shang-Chi)』を撮影予定とのこと。前者はアンジェリーナ・ジョリーやマ・ドンソクほかキャスティング作業が進んでいるほか、後者は脚本・監督が決定済みだ。

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Source: THR(1, 2), EW

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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