【ネタバレ】『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』マイケル・ルーカーの登場シーン、ジェームズ・ガン監督が舞台裏を解説

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『ホリデー・スペシャル』ヨンドゥ登場シーンの舞台裏
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)で帰らぬ人になったヨンドゥは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』の冒頭とラストシーンにて、アニメーションのフラッシュバックとしてカムバックした。
冒頭シーンでは、地球人のようにクリスマスを祝いたい少年時代のピーター・クイルが、クリスマスがどんなイベントなのかをヨンドゥに説明し、一緒に祝おうと提案するが、ヨンドゥは「くだらない!」と悪態をつきながらクリスマスツリーを蹴っ飛ばしてしまう。ところがラストシーンでは、ピーターが準備していたプレゼント、グリーンのフィギュアをヨンドゥがゴミ箱から回収。ヨンドゥもピーターにプレゼントを渡すという、ほのぼのとしたエンディングとなっている。
ヨンドゥが登場するフラッシュバックはアニメーションで描かれるが、ジェームズ・ガン監督の投稿によると、このシーンは実際にキャストを撮影して制作したのだという。こう監督は解説している。
「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』では、子どもの頃に好きだったラルフ・バクシの映画のスタイルで、昔ながらのロトスコーピング・アニメーションを使っています。1970~80年代のノスタルジックなクリスマス番組の雰囲気を出すために、俳優のルーク・クラインとマイケル・ルーカー、ショーン・ガンを撮影して、その映像を一コマずつトレースしました。ルークの顔を少年時代のピーターに似せるよう変更し、ルーカーの(頭部の)フィンを足し、ショーンは若い頃のサイズに縮小しています。素晴らしいアニメーションはStoopid Buddy Stoodiosによるものです。」
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ラルフ・バクシは、『指輪物語』(1978)『ファイヤー&アイス』(1982)などのアニメ映画や、ブラッド・ピットも出演したアニメ&実写のハイブリッド映画『クール・ワールド』(1992)などで監督を務めたクリエイター。Stoopid Buddy Stoodiosは、アニメ番組「ロボットチキン」シリーズや、マーベルのアニメ番組「M.O.D.O.K.(モードック)」(2021)などを手がけているスタジオだ。ガン監督の投稿には、ピーターからプレゼントされたグリーンのフィギュアを手にしたルーカーと、ピーター役のクラインが仲良く写真に収まっている。
『ホリデー・スペシャル』では実写の本編だけでなく、ガン監督がディテールのこだわったアニメーション・シーンにも注目したい。『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル』はディズニープラスにて配信中。
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Source: @James Gunn