『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』スター・ロード役の第2候補、ジェームズ・ガン監督が明かす

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の人気シリーズ『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主人公、スター・ロード/ピーター・クイル役は、『ジュラシック・ワールド』シリーズや『マグニフィセント・セブン』(2016)のクリス・プラット。このたびジェームズ・ガン監督は、クリスに続く“第2候補”として検討していた俳優の名前を再び公に認めている。
Instagramにて「ほかにスター・ロード役のオーディションを受けていた俳優は誰ですか?」との質問を受け、ガン監督は「彼らが先に言わない限り、オーディションを受けた人の名前は絶対に言わないようにしている」と明言。ただし、「グレン・ハワートンが参加していたことは多くの方がご存知でしょう。僕の中では第2候補でした」と記した。実は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014)公開当時から、グレンが有力視されていたことは知る人ぞ知る情報なのである。

グレン・ハワートンは、アメリカの人気シットコム番組「フィラデルフィアは今日も晴れ」(2005-)で主要人物のデニス・レイノルズ役を演じ、脚本・監督・製作総指揮も兼任。近年はドラマ「FARGO/ファーゴ」シーズン1(2014)やジェイソン・ブラム製作『ザ・ハント』(2020)などに出演している。2014年11月、ガン監督は「グレンは少し後から(オーディションに)参加したんですが、良いチャンスがあったんです。もしクリスじゃないとしたら、グレン・ハワートンをキャスティングしていたと思う」と述べていたのだ。
ちなみに、スター・ロード役にクリス・プラットを起用するという判断も、当時は映画・ドラマ・コミックファンを大いに驚かせたものだ。ドラマ「Parks and Recreation(原題)」などに出演していた頃、クリスは身体を鍛え上げていたわけではなく、むしろ“ぽっちゃり俳優”として知られていたからである。米GQでは、ガン監督自身も「ヒーロー映画の主人公に太っちょをキャスティングするのはどうかしてると思った。(オーディションで)会いたいとも特に思っていなかった」とコメント。しかし、その演技に心を奪われるや「世界初の太ってるヒーローでもいいじゃないかと思った」とまで述べているのだ。その後、クリスは減量に成功したわけだが、それほどの気に入られようだったというわけである。
果たして、第2候補のグレンが参加する可能性はどこまであったのか。今回のガンの投稿に、グレン自身は「今でもつらい」と返信している。
Sources: James Gunn, Glenn Howerton, Screen Rant, Deadspin, GQ