『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』ガモーラの登場どうなる ─ ゾーイ・サルダナ「善いガモーラも、悪のガモーラも演じたい」

『アベンジャーズ/エンドゲーム』から、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題:Guardians of the Galaxy Vol.3)』へ。マーベル・シネマティック・ユニバースは、いくつもの謎をはらんだまま前進を続けている。ピーター・クイル/スター・ロード率いるガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーとて、その例外ではない。
米国のイベント「Ace Comic Con」にて、ガモーラ役のゾーイ・サルダナは、来たる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』における自身の展開について期待と希望を語った。
この記事には、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』のネタバレが含まれています。
『エンドゲーム』ガモーラ、果たしてどうなったのか
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)および『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、ある意味では最も大きな変化を迎えたのがガモーラだろう。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員として動いてきたガモーラは、『インフィニティ・ウォー』でサノスに連れ去られたのち、惑星ヴォーミアにて、サノスがソウル・ストーンを手に入れるための“生贄”として命を落とすのである。
『エンドゲーム』に登場した2014年のガモーラは、妹ネビュラの説得によって翻意し、サノスを止めるべく動き始めるが、彼女は“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのガモーラ”ではない。トニー・スターク/アイアンマンによってサノス軍が塵と消えた後、彼女がどうなったのかは明かされないままだ。映画のラストでベネター号に乗ったスター・ロードは、戦場にて一瞬だけ顔を合わせたガモーラを探している……。
今回のイベントで、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』のガモーラについて、ゾーイは「全ては状況しだいですね」と答えた。「全てはマーベルとジェームズ・ガンが、ガーディアンズやガモーラの運命をどうしたいのかにかかっています」。なるほど、すべては作り手の意志ひとつというわけである。しかしゾーイは、今後のガモーラについて自身の希望も口にしていた。
「最終的にガーディアンズに戻ってほしいと思っている私もいれば、邪悪なガモーラを掘り下げてみたいと思っている私もいます。私もまだ見たことはありませんが、彼女はこの宇宙で最も恐ろしい殺し屋、最も強い女性だと考えられているんですから。だから、そんな(ガモーラの)怒りがどんなものかを見てみたいんです。私自身の演技も深まるでしょうしね。だけど、もちろんガーディアンズには戻ってほしいですよ。」
以前、ジョー監督は「クイルはガモーラを探していますが、彼女が生きているのか、死んでいるのかは僕たちにもわかりません」と述べていた。「生きていたにせよ、それは以前のガモーラではありません。時系列でいえば、あれは別のガモーラで、同じ人物ではないですからね。[中略]いずれにせよ、それがクイルの向かっていく先になるんでしょう」。
ちなみに『Vol.3』の脚本・監督を務めるジェームズ・ガンは、2018年春に脚本を完成させている。『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のジョン・ワッツ監督が、2017年夏ごろに『エンドゲーム』の内容をすべて知らされていたことを鑑みれば、ガン監督も『エンドゲーム』を踏まえた『Vol.3』の脚本を執筆したことは間違いないだろう。キャラクターへの深い愛情で知られるガン監督が、ガモーラの物語を『エンドゲーム』かぎりで終えるはずがないのだ。
Sources: ACE Comic Con, Comicbook.com