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『アイアンマン』監督、MCUに「無駄なことはひとつもなかった」 ─ カメオ出演者が主要キャストへ、11年間の奇跡を語る

マーベル
※画像はイメージです。

アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)、そして『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』まで。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の11年間において最大の功労者は、言うまでもなく、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ社長である。もうひとり名前を挙げるとするなら、それは『アイアンマン』を生んだ映画監督ジョン・ファヴローであろう。

トニー・スターク/アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.とともにMCUのキックオフを務めたファヴローは、『アイアンマン2』(2010)を最後にMCU作品の監督からは退いている。しかし彼は、その後もプロデューサーとして、またトニーの運転手ハッピー・ホーガン役の俳優として、MCUの発展に伴走してきた。

「もともと、僕自身がカメオ出演したくて演じた役なんですよ」。ハッピーという役柄について、ファヴローはこう明かす。「(『アイアンマン』)第1作ではいわゆるエキストラでした。それがここまで進化するんですから、本当に変な話ですよね」

スパイダーマン:ホームカミング
『スパイダーマン:ホームカミング』より © 2017 Columbia Pictures Industries, Inc. and LSC Film Corporation. All Rights Reserved. | MARVEL and all related character names: © & ™ 2017 MARVEL.

ComicBook.comは、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の撮影現場にて、ファヴローから11年目の感慨を聞き出すことに成功している。MCUの11年間を支えてきた重要なキャラクターたちは、ファヴローの思いつきから『アイアンマン』に取り入れられた要素も少なくなかったというのだ。

「すべての細い糸が、別のものへと織り上げられました。近所にクラーク・グレッグが住んでいたので、S.H.I.E.L.D.のエージェント(フィル・コールソン)を演じてほしいとお願いしたんです。ポール・ベタニーとは『ウィンブルドン』(2004)で一緒に仕事をしていたので、(ジャーヴィスの)声を頼みました。彼は1作目を観てすらいないんですけどね。それがポールはヴィジョン役になって、クラークは『エージェント・オブ・シールド』をやるようになりました。僕からすると、ちょっと信じられない話なんですよ。」

エージェント・オブ・シールド
「エージェント・オブ・シールド」より © 2016 MARVEL

それに『アイアンマン』のポストクレジットシーンでニック・フューリーが登場するのも、元々は「ファン向けのイースターエッグだった」という。「それがアベンジャーズやMCUの基礎になったわけです」。かつてファヴローは、別のインタビューにて、フューリーの登場シーンは、まだ『アイアンマン』の成功すら不確かだった当時の製作チームが、「いずれやりたいこと」を宣言するものだったと明かしていた

クラーク・グレッグ演じるフィル・コールソンは、映画のみならず「エージェント・オブ・シールド」(2013-)で愛され、『キャプテン・マーベル』(2019)にも登場。ポール・ベタニー演じるジャーヴィス/ヴィジョンは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の中核となり、今後はスカーレット・ウィッチとの単独ドラマ「ワンダヴィジョン(原題:Wandavision)」も控えている。そしてファヴロー自身の演じるハッピーは、トニー・スターク/アイアンマンの物語から、ピーター・パーカー/スパイダーマンの物語へと、いわばMCUの“橋渡し”を補助する役目も担うことになった。

「無駄なことはひとつもありませんでした」とファヴローは言う。「ファンの方々がよくご存知の、すごく細かい要素があるわけです。いつも僕たちはそこに頼りつつ、それらをさらに強力なものにしようと試みている。そのことが(要素に)人間性を与え、深みをもたらしているように思いますね」。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は2019年6月28日(金)より世界最速公開中

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』公式サイト:http://www.spiderman-movie.jp/

「今回はハグリッドです」

Source: ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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