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『ボヘミアン・ラプソディ』ブライアン・メイ役俳優、本格ブレイク前夜 ― エル・ファニング主演ドラマに出演決定

『ボヘミアン・ラプソディ』来日記者会見
©THE RIVER

伝説のバンド・クイーン(Queen)とフレディ・マーキュリーの足跡を描いて話題を呼び、日本では週を追うごとに観客が増え続けるという異例の社会現象を巻き起こしている映画『ボヘミアン・ラプソディ』。この映画でギタリストのブライアン・メイを演じ、「いくらなんでも似すぎている」といわれているのが俳優グウィリム・リーだ。

ドラマ「バーナビー警部」に2013年から2016年まで出演、「嘆きの王冠 ホロウ・クラウン」の『ヘンリー四世』(2012)でトム・ヒドルストンやジェレミー・アイアンズと共演するなど、主にテレビドラマで活躍してきたリーにとって、『ボヘミアン・ラプソディ』のブライアン・メイ役はキャリア史上最大の役柄で、映画では本格ブレイクを予感させるだけの演技を見せつけた。

ボヘミアン・ラプソディ
© 2018 Twentieth Century Fox

このたび米Deadlineが報じたところによると、グウィリムは、米Huluによる新作ドラマ「The Great(原題)」のパイロット版に出演が決定。この作品は『ネオン・デーモン』(2016)や『パーティーで女の子に話しかけるには』(2017)のエル・ファニングが主演・製作総指揮を兼任し、『X-MEN』シリーズのニコラス・ホルトが共演する歴史ドラマだ。

「The Great」でファニングが演じるのは“ロシア最強の女帝”ともいわれるエカチェリーナ2世。ホルトはその夫でロシア皇帝のピョートル・フョードロヴィッチ役を務め、物語はエカチェリーナ2世の権力の拡大と、壮絶な夫婦関係が軸になっているという。リーが演じるのは、皇帝ピョートルが最も信頼する親友のグリゴール役。物語において重要なポジションを務めるとみられる。

そのほか、本作には『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』(2015)のフィービー・フォックス、ドラマ「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)ダヴォス役のサチャ・ダワン、「ザ・プレイヤー ~究極のゲーム~」(2016)のチャリティー・ウェイクフィールドらが出演。脚本・製作総指揮は『女王陛下のお気に入り』(2019年2月15日公開)のトニー・マクナマラ、監督は「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)や「FARGO/ファーゴ」(2014-)のマット・シャクマンが担当する。

ちなみに「The Great」はパイロット版のみが現在製作されている状況で、シリーズ化が実現するかどうかは未知数だ。2018年11月28日現在、英ヨークシャーにて撮影が行われているという。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』は2018年11月9日(金)より公開中

『ボヘミアン・ラプソディ』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。