F1世界王者ルイス・ハミルトン、『トップガン マーヴェリック』出演依頼を辞退して後悔 ─ 「映画を観ながら、あれは僕だったかもしれないと」

F1世界王者に7度も輝いた天才レーサーのルイス・ハミルトンが、『トップガン マーヴェリック』(2022)の出演依頼を受けたが、スケジュールの都合がつかずに辞退せざるを得ず、悔しい思いをしたと米GQのインタビューで振り返っている。
ハミルトンは、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)の撮影現場に招待されて以来、トム・クルーズの良き友人なのだそう。『マーヴェリック』の製作が決定する前に、続編に出演したいとの意志をトムに伝えたことがあると明かした。
裏蓋に『トップガン』のロゴが入った時計を持っているというハミルトンは、それをトムに見せながら、「『トップガン 2』をやることになったら、用務員役でもいいから出演させてほしい」と伝えたのだとか。
その後に続編の製作が決定し、トムからハミルトンを紹介されたジョセフ・コシンスキー監督が、ハミルトンにパイロットの一人を演じてほしいと役をオファーしたという。ところが、2018年だったその当時、ハミルトンはF1タイトルを争うレースの真っ只中にいた。『マーヴェリック』に参加するには、F1シーズンの最後の数ヵ月を撮影セットで過ごす必要があり、どうしてもスケジュールの都合がつかなかったそうだ。
ハミルトンはスケジュール以外の理由について、「まず、僕は演技のレッスンを受けたことさえありませんでした。この映画をダメにする人間になりたくなかったんです」と、役者として撮影に参加する自信がなかったと答えている。そういった理由でトムと監督に出演依頼を断らなければならず、ハミルトンは「ジョーとトムに話をしなければならなかったのを覚えています。辛かったですね。それに彼らが映画を見せてくれた時、当然ながら“あれは僕だったかもしれない!”と思って後悔しました」と回顧した。

『トップガン マーヴェリック』に出演するチャンスは逃してしまったが、ハミルトンは、コシンスキーが監督を務めるタイトル未定のF1映画にプロデューサーとして参加している。よって、もしかしたらカメオで出演する可能性があるかもしれない。
Source:GQ