幻の『スパイダーマン4』ブラックキャット役を演じるはずだったアン・ハサウェイが当時を振り返る

サム・ライミ版『スパイダーマン』は幻の4作目『スパイダーマン4』が準備されていながら頓挫していたという話は有名だ。この4作目では、アン・ハサウェイがブラックキャット/フェリシア・ハーディを演じることになっていたのだが……。
ブラックキャットは黒猫をモチーフにした女性キャラクターで、スパイダーマンにとっては時にライバルであり、時に恋愛対象のひとりとなる、気まぐれで複雑なキャラクターだ。
シリーズ4作目は『スパイダーマン3』(2007)後に企画されており、当時はちょうどハサウェイも『プラダを着た悪魔』(2006)で国際的な人気をさらに高めていたころ。しかし、具体的な作業が始まる前に企画が頓挫してしまったことを、ハサウェイは米ポッドキャスト番組で振り返っている。
「コスチュームを着ることもなかったですし、台本を読むこともありませんでした。役はもらっていたんですが、でもね……。この話をするのは、私ではなくてプロデューサー陣でしょう。」
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フェリシア・ハーディはその後『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)でフェリシティ・ジョーンズによって演じられた。このシリーズも、フェリシアがブラックキャットに変身するチャンスもなく打ち切り終了。つくづく実写の縁がないキャラクターとなっている。
ハサウェイは続いて、「『スパイダーマン』ユニバースはとても巨大で、ワクワクするものになりましたね。色々と改革が続いていますし、私から必要以上に何かをしたくはありません」と控えた。

なおハサウェイといえば、その後DC映画『ダークナイト ライジング』(2012)で、同じく黒猫モチーフのキャットウーマンことセリーナ・カイルを演じている。「もしも『スパイダーマン4』が製作されていたら、私は『ダークナイト ライジング』に呼ばれていたかどうかはわかりません」と、ハサウェイは運命の妙を語っている。「クリストファー・ノーランが“彼女は別のユニバースにいるから”と言っていたかもしれませんね」。
Source:Happy Sad Confused