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幻のライミ版『スパイダーマン4』ヴァルチャーの翼が写真公開

https://twitter.com/KenPenders/status/1597048420501291009?s=20&t=LVNQw6Csm3YHOcvVemSMSA

トビー・マグワイア主演、サム・ライミ監督による『スパイダーマン』映画シリーズより、お蔵入りになった幻の『スパイダーマン4』に登場するはずだったヴィラン、ヴァルチャーの翼の写真が初公開された。

Twitterに掲載したのは、マーベル・コミックを含む様々なコミックのクリエイターやライターとして知られるケン・ペンデルス。「トビーとサムがソニーから別れを告げられる以前から、『スパイダーマン4』の作業は実は始まっていた。僕の友達が、ジョン・マルコヴィッチのためのヴァルチャーのコスチュームの仕事をしていたので、遊びに行ったんだ」と添えている。「製作が中止になったとき、素材は全部回収になった」とペンデルス。写真は「ほぼ15年」ぶりに初めて明らかになった。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)でマイケル・キートンが演じたバルチャー(ヴィランのVultureのカナ表記は一般的には“ヴァルチャー”だが、『ホームカミング』での公式表記は“バルチャー”である)のエンジンやファンクラッチが搭載された翼とは大きく異なり、『スパイダーマン4』版はブレードのような鋭い羽根がアコーディオン状に折り重なるようなデザイン。シーンによって翼を展開・収縮することができたと見られる。写真を見る限り、完全展開時にはかなりの全長となって、恐ろしい威圧感を放っていたことだろう。

『スパイダーマン4』は、脚本やストーリーボードなどの製作も進められていたところ、サム・ライミ監督が降板したことで頓挫。ヴィランにはヴァルチャーの他、後に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でジェイク・ギレンホールも演じることとなったミステリオが登場するはずとなっていた。

ライミ監督は今なお『4』が幻と消えたことを悔やんでおり、「もし実現していたらどうなっていただろうと、嫌でも考えてしまう」との胸中を明らかにしている

トビー・マグワイアのピーター・パーカーは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)に再登場して大きな注目を集めたが、ライミ監督はもしも『スパイダーマン』新作をやるのなら「トビーとやりたい」との構え。MCUに登場したマルチバースのおかげで、「何でも可能なのだと気づきました。なので、完全に受け入れますよ」との意欲を語ったこともある。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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