「ホークアイ」第1&2話、『アベンジャーズ/エンドゲーム』後の「後遺症」にフォーカス ─ 監督が説明

2021年11月24日からディズニープラス(Disney+)で配信開始となるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ホークアイ」の第1〜2話では、MCU最大の戦いが描かれた『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の余波と直面するクリント・バートン/ホークアイの姿にフォーカスが当てられるという。監督のリース・トーマスが明かしている。
「ホークアイ」では『エンドゲーム』後を舞台に、平穏なクリスマスを家族と過ごしたいと願う“アベンジャーズを辞めたい男”ホークアイの新たな物語が展開されていく。『エンドゲーム』では最も身近な戦友のナターシャを失うという悲劇も経験したホークアイは、これをどう乗り越えたのか。トーマス監督が英Total Filmに語ったところによると、こうした『エンドゲーム』後のホークアイの状況は、ストーリーの序盤で明かされることになりそうだ。
「私たちは彼らの過去を知っています。『エンドゲーム』で何があったのかも。最初の2話では、クリントがその後遺症と向き合う姿が描かれます。」
予告編で見られるのは、思いがけない事件に巻き込まれ、家族から引き離されてしまうホークアイの姿。予告編だけ見ると『エンドゲーム』で負った心の傷に向き合っている時間もなさそうだが、制作陣は『エンドゲーム』からの流れも忘れていないようだ。
本シリーズでのホークアイには、『エンドゲーム』後の“後遺症”のほかにも向き合うことがある。映画『ブラック・ウィドウ』で示唆されたナターシャの“妹”エレーナとの対面だ。これについて、トーマス監督は「彼らがどうやって出会うのかということについては、言えないんです」と、当然のことだが口をつぐんでいる。「知らないふりをするしかないんです。ハッピーな出会いを想像しておいてください。コーヒーを飲みながら、物事をうまく解決しているような」。
映画『ブラック・ウィドウ』では、『エンドゲーム』でホークアイを救うために自ら犠牲となったナターシャの前日譚が描かれた。そこで初登場したのが、ナターシャが幼少期を共に過ごし、迫りくる強敵に共に立ち向かった妹分のエレーナだ。『ブラック・ウィドウ』で描かれたことから察するに、トーマス監督が言う「物事をうまく解決しているような」ホークアイとエレーナの対面は想像しにくいが、それは配信されてからのお楽しみである。
このほか、MCUの次世代を担う新ヒーローとしての登場が期待されているケイト・ビショップとホークアイの関係性など、見どころが多い「ホークアイ」。しかし、作品の設定としては、クリスマスまでの6日間を1話ずつ全6話で描くホリデー・サバイバルアクションと伝えられており、ストーリーの軸がどこに置かれているのかは気になるところ。これには、トーマス監督が次のように説明してくれている。
「クリスマスみたいに、時間の枠が固定されたストーリーということもあり、(『ホークアイ』は)間違いなく単独作です。MCUの一部なので、何らかの方法で繋がりも見られるでしょう。新しいキャラクターもいますし、それは『ブラック・ウィドウ』の最後でも準備されたことです。なので、全てが程よいエントリーポイントになっているはずです。それでも大体は、小さな独自の世界が展開されていきます。」
ドラマ「ホークアイ」は2021年11月24日(水)ディズニープラスにて独占配信開始。
▼ 「ホークアイ」の記事
【ネタバレ】「デアデビル:ボーン・アゲイン」シーズン2、これだけのストリート・ヒーローがアッセンブルするかも ありえそう ケイト・ビショップ役が続演を示唆、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』登場なるか? ─ 「一緒に成長し続ける」 ケイト・ビショップは帰ってくる……? 「ホークアイ」「アガサ・オール・アロング」シーズン2をプロデューサーが示唆「チャンスを探している」 やってください 「デアデビル:ボーン・アゲイン」に「ホークアイ」ジャック・デュケイン再登場決定 ─ 剣術の名手が両作をつなぐ ソーズマン! 【2025年3月更新】マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の予定 ─ 新作映画・ドラマ最新まとめ こんなにあるぞ!
Source: Total Film