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「ホークアイ」でクリントは原作コスチュームを着るか?プロデューサーが言及

ホークアイ
(C)2021 Marvel

コミックのヒーローが実写映像化される時は、原作のコスチュームがどれだけ再現されるかが見どころの一つ。得てしてコミック版のコスチュームはカラフルで現実離れしており、そのまま実写化すれば滑稽なものになりかねない。そのため、『X-MEN』シリーズのように映画オリジナルデザインのコスチュームに着替えることもあるが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)では可能な限り原作デザインの再現が試みられることもある。

ドラマ「ワンダヴィジョン」では、スカーレット・ウィッチとヴィジョンのコミック版のコスチュームが、劇中のハロウィンで仮装として着用されるというクレバーな手法が取られた。それでは、新ドラマ「ホークアイ」で、クリント・バートンがコミック版の姿を再現することはあるだろうか?

ComicBookMovieでそう尋ねられた「ホークアイ」プロデューサーのトリン・トランは「あの耳の尖った、オリジナルのHのやつですね?」と反応。その通り、古いコミックのホークアイは額にHマークがつき、耳の上に三角形が伸びたハーフマスクを被っている。イメージカラーである紫はこれまでのMCU実写版コスチュームにも踏襲されているが、クリントが被り物をしたことは一度もない(ローニン時のフードとマスクは除く)。

トランは、「このドラマは快活なトーンなので、何らかの形で組み込めたら楽しいよねと話し合いをしていました」と明かしている。「それで結局のところどうなったかっというと、確かケイトが彼のブランディングについてイジる本編クリップがありましたよね?それが、ケイトがクリントをどう思っているかの描かれ方として取り入れられたんです。世間からの見られ方は、彼のコスチュームのせいでも一部あるんじゃないかということで」。

トランの言う本編クリップとは以下のものだ。ニューヨークのタイムズスクエアを歩くクリントとケイトの元に「ママ!スーパーヒーローがいる」と子どもが駆けてきたと思いきや、走り寄った先はアベンジャーズのコスプレをする一般人だった。その中に弓矢を持ったヒーロー姿もあるが、クリントは自分ではなく「カットニス・エヴァディーン」だと否定。これは映画『ハンガー・ゲーム』シリーズの登場人物だ。

アベンジャーズの初期メンバーとして命がけで世界を救った1人でありながら、コスプレをするファンも少なく、街でも気づかれない。ケイトは、それを「ブランディングの問題」と指摘するのだ。確かにMCUのホークアイには、コスプレされるようなアイコニックなコスチュームがない、というのが問題だということらしい。

もしや「ホークアイ」で、ケイトはクリントのためのコスチュームをこしらえるのだろうか?トランはそこまでの詳細は明かしていないが、「最大の疑問は、ジェレミーがそういうものを着てくれるかどうか、ということです」と懸念を示している。「もし彼が着てくれそうなら、是非って感じですね!」

実際のところ、ジェレミー・レナーは乗ってくれるかもしれない。娘の送り迎えを、ホークアイのコスチューム姿でやってみたいと語っているのだ

Source:ComicBookMovie

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。