ソー役クリス・ヘムズワース、『アントマン』新作を観ていない理由を語る ─ ソー役もしばらく休業意向か

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でソー役としてムジョルニアを振るったクリス・ヘムズワースは、シリーズ初となる単独4作目『ソー:ラブ&サンダー』(2022)で電撃級の魅力を振りまいた。アベンジャーズのオリジナルメンバーがシリーズから続々と卒業する中、ヘムズワースのソーは今も現役ヒーローとして残っている。
ところがヘムズワースは米GQによる最新のインタビューで、マーベル映画やソーに対して、少し距離を取るような姿勢を示している。共にサノスと戦ったアントマン/スコット・ラングの最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)は未見であるというのだ。

MCUフェーズ5の幕開作『クアントマニア』は、サノスに続く新ヴィラン、征服者カーンを紹介した作品。マルチバースの脅威が描かれる本フェーズでは、カーンが全ユニバースに及ぼす重大な危機が取り扱われる。
しかしヘムズワースは、この新たな脅威の到来に、いまいちピンと来ていない。「君の世界が、全宇宙が危ない!と言われるけど、“今までの24作もそうだったよね”と思ってしまう」と指摘し、「全てのストーリーを分けるべき」「もう少しパーソナルな、地に足着いたものにする必要があるのでは」と提言した。
『クアントマニア』の前には、フェーズ4最後の劇場映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)があった。ティ・チャラの喪失を描く同作はカーン登場直前の物語で、いわばMCUの中でも特にパーソナルな物語。ヘムズワースは『ワカンダ・フォーエバー』は鑑賞しており、「すごく良かった」との感想を述べている。
なお、ヘムズワースは番組の企画でアルツハイマー型認知症の発症リスクが高いことが判明したことを受け、俳優業そのものをしばらく休養することにしている。『ラブ&サンダー』ではソーの将来的な再登場が示唆され、ヘムズワースも復帰する気持ちはあるというが、実際のところそこまでガツガツしていないコメントも残している。「このキャラクターに新しい要素がもたらされるなら、その創造性を見てみたい。でも、やっぱりしばらくは別のことをやりたいかな」。
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Source:GQ