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『マトリックス レザレクションズ』バッグス役、『シャン・チー』で断っていた役柄が判明

ジェシカ・ヘンウィック
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35380692693/ Remixed by THE RIVER

映画『マトリックス レザレクションズ』に出演するべく、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品『シャン・チー/テン・リングスの伝説』への参加を辞退したジェシカ・ヘンウィック。断っていたのは、今後のMCUでの活躍も見込まれるあのキャラクターだった……。

『マトリックス レザレクションズ』でネオを“ラビットホール”に導くバッグス役を演じたヘンウィックは以前、同じ時期に『シャン・チー』のオーディションに参加していたことを明かしていた。「赤いピルと青いピルの瞬間でした」とだけ話していたヘンウィックだが、米The Hollywood Reporterとの取材では、詳細を伝えている。

「2つの作品でセルフテープ(オーディション)を行いましたよ。『シャン・チー』ではシムとのスクリーンテスト、『マトリックス』では読み合わせ(ケミストリー・リード)もお願いされました。これは、そこまで珍しいことでもないんです。イングランド(※)から行くとなれば、スクリーンテストも当然ですからね。スタジオ側は、契約書にサインしてもらうために、私を飛行機で呼び寄せなければいけません。そしてそういう契約では、基本的に一定の独占契約が求められています。両スタジオは、もう一方からオファーを受けていることを知っていましたし、やはり独占契約を第一の条件にしていたでしょう。

(※)ジェシカ・ヘンウィックはイギリス在住。

ヘンウィックが『シャン・チー』でオファーされていた役柄は重要だったことが伺えるが、そのキャラクターとは、シム・リウが演じたショーン/シャン・チーの妹、シャーリンだった。最終的に抜擢されたのは、中国出身の新人女優、メンガー・チャン。劇中では、華麗なアクション、シム・リウとの絶妙な化学反応を見せてくれた。これにとどまらず、シャーリンは今後のMCUで更なる活躍も見込まれている。

シャン・チー/テン・リングスの伝説
©Marvel Studios 2021

これを踏まえると、ヘンウィックがキャリア最大の分岐点の1つに立たされていたことを改めて実感させられる。当時を振り返り、「片方に出演できる保証は無かったです」とヘンウィック。「もし違った選択をしていたとしたら、こうしてお話することもなかったでしょう」としみじみ語った。

ところでヘンウィックは、マーベルドラマ「Marvel アイアン・フィスト」(2017-2018)のコリーン・ウィング役でもお馴染み。Netflixのマーベルドラマ群については、『シャン・チー』と同じMCUへの合流が期待されている。このこともあり、ヘンウィックは『シャン・チー』を辞退した理由の一つとして、「もし『シャン・チー』を選んだら、事実上コリーンを永久に眠らせることになってしまう」と伝えていた

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Source: THR

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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