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ディズニー実写映画『ヘラクレス』監督に『アラジン』ガイ・リッチーが就任 ─ 『アベンジャーズ』ルッソ兄弟が製作

ヘラクレス
© Buena Vista Pictures 写真:ゼータ イメージ

ディズニーによる実写映画版『ヘラクレス(原題:Hercules)』の監督に、『アラジン』(2019)のガイ・リッチーが就任した。米Deadlineなどが報じている。

アニメ映画『ヘラクレス』(1997)は、全知全能の神・ゼウスの息子である、ギリシャ神話の英雄・ヘラクレスの物語に基づき、人間界で育ったヘラクレスが神に戻るまでの冒険を描いたファンタジー・ミュージカル。監督は『リトル・マーメイド』(1989)『アラジン』(1992)のジョン・マスカー&ロン・クレメンツが務めた。実写映画化は2020年5月に第一報が伝えられており、2年越しでの監督決定となった。

既報の通り、プロデューサーは『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)監督のアンソニー&ジョー・ルッソ。ふたりの率いる制作会社AGBOが製作を担当する。脚本は『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデイブ・キャラハムが初稿の執筆を終えており、現在AGBOは改稿にあたる脚本家を検討しているという。

ガイ・リッチー アンソニー&ジョー・ルッソ
Kathy Hutchins https://commons.wikimedia.org/wiki/File:GuyRitchiebyKathyHutchins.jpg | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48385334971/ | Remixed by THE RIVER

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)『スナッチ』(2000)などの犯罪映画で知られるリッチーは、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどを経て、実写版『アラジン』でファミリー映画に初挑戦。観客の大きな支持を受け、全世界興行収入は10億ドルを突破した。その後は『ジェントルメン』(2020)『キャッシュトラック』(2021)を手がけたほか、ジェイソン・ステイサム主演のスパイ映画『Operation Fortune: Ruse de guerre(原題)』が公開待機中。ジェイク・ギレンホール主演のアクション・スリラー『ジェントルメン』ドラマ版も控える。

かたやアンソニー&ジョー・ルッソは、ライアン・ゴズリング&クリス・エヴァンス共演のアクション大作『グレイマン』がNetflixにて2022年7月22日(金)に全世界独占配信開始。同作は日本でも7月15日(金)より劇場公開される。ガイ・リッチーとルッソ兄弟のタッグは、ディズニー映画にあまり関心がない層にも注目の組み合わせとなりそうだ。

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Sources: Deadline, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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