トム・ヒドルストン、ロキの役作りでクリストファー・リーヴ版スーパーマンから影響を受けていた

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『マイティ・ソー』シリーズやドラマ「ロキ」(2021-2023)で、悪戯の神ことロキ役を演じたトム・ヒドルストンが、役作りの上で影響を受けたDCスーパーヒーローを明かしている。
英国王立演劇アカデミーを卒業し、シェイクスピア作品に造詣が深いヒドルストンが米Backstageのインタビューで、『マイティ・ソー』(2011)の脚本を受け取った時のことを振り返った。「“これは、まるでシェイクスピアみたいだな、この言葉は”と思ったのを覚えています」と語ったヒドルストンは、「この高尚な神話の世界を、人間的で現実的に表現できた俳優で、自分が参考にできる最高の例は誰だろう?」と考えたそうだ。
その結果、リチャード・ドナーが監督した1978年公開のDC映画『スーパーマン』に主演した、クリストファー・リーヴに答えを見い出したという。「彼は、あの映画で巧みな演技を見せました。ある意味、似たような設定ですよね。彼は神というか別の領域から来た存在で、人が期待するようなリアルな存在ではありません」と、ロキとスーパーマンの類似点を指摘した。
時として、スーパーマンはクリプトン人と地球人としてのアイデンティティに板挟みになることがあり、ヨトゥン人の血を引き、アスガルドに暮らすロキは疎外感を感じて育った。両者は全く異なる世界に適応しなければならず、確かに共通点は少なくない。

ヒドルストンはリーヴの演技について、「彼は、その役を非常に誠実に、明確かつ真新しくオープンに、そして正直に演じました。あのシリーズでクリストファー・リーヴが見せたような明快さに寄せたり、もしくは近づけたりすることが出来たらラッキーだと思いました」と語り、大きなインスピレーションを受けたと明かした。
なお、現時点で「ロキ」シーズン3をはじめ、MCUにおけるロキの将来は不透明な状態だ。以前にヒドルストンも、シーズン3については「本当に分からないんです」と答えていた。
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Source:Backstage