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「ゲーム・オブ・スローンズ」新ドラマ、シーズン1予算は250億円超え ─ メインシリーズ上回る

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
HBO

 「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の新章開幕を告げる新ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」に投じられている予算が判明した。全8シーズンにわたり世界的人気を博したメインシリーズを上回る額となっている。

2022年8月に米配信を控える「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン1は、全10話構成。米Varietyによると、1話あたりの製作費は2,000万ドルだといい、日本円にして約25.6億円になる(本記事掲載時点のレート換算1ドル=128.3円)。シーズン1全体では250億円を超える計算だ。

この額は、2019年に幕を閉じた「ゲーム・オブ・スローンズ」のメインシリーズをも上回る数字。各話の予算配分で見ると、「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン1では600万ドル、完結編のシーズン8では1,500万ドルが投じられた。もっとも、製作を担う米HBOに詳しい情報筋によると、「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」の予算は抑えられているほうだという。

また報道によると、「ゲーム・オブ・スローンズ」関連作品以外にも「ウエストワールド」(2016-)や「ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤」(2019-)などの大作ドラマを手掛けてきたHBOは、こうしたSF/ファンタジージャンルの製作における「名人」と伝えられており、スタジオ間で各作品のノウハウが共有されている模様。また、記事内では「チームは可能な限り効率的かつ効果的に、高クオリティのドラマを作ることができている」とも紹介されている。

ところで予算に関して、「上には上がある」とはまさにこのことで、2022年5月に配信開始となる「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4の予算には2億7,000万ドル(約346億円)、同年9月上陸の「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン1には4億6,500万ドル(約596億円)が投じられている。後者については「複数シーズンにまたがる可能性があるドラマの立ち上げ費も含まれている」ということだが、それにしてもやはりアメリカはビッグだ。

ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」は2022年8月21日、米HBO Maxで配信開始。

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Source: Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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