『帝国の逆襲』観ていなかったトム・ホランド、ルッソ監督から「古い映画も観て」と指導されていた

マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマン役で知られるトム・ホランドが、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)当時、かの『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)を観ていなかったという事実は映画ファンに大きな衝撃をもたらした。なにせ同作の空港シーン、スパイダーマンが巨大化したアントマンを倒す場面では、自ら『帝国の逆襲』の名を出しながら戦いに挑んでいたからだ。
2017年のインタビューで、トムは「『帝国の逆襲』観てません」と告白。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)、プリクエル3部作は楽しんだものの、オリジナル3部作は観ていないことを明かしていた。これに驚愕したのは、『シビル・ウォー』を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ監督も同じだったという。
米FOX 5 DCにて、ジョーは「ビックリしましたね」と言いつつ、トムへの働きかけを続けていることを明かした。「だけどトムはまだ若い、すごく若いから。(『帝国の逆襲』は)彼の倍くらい生きてるわけで。あれ以来、トムには古い映画を観ることにも時間を使うようにと言ってます」。ルッソ兄弟は新型コロナウイルスの影響を受け、名作映画を自宅で学べる映像コンテンツ「ルッソ・ブラザーズ・ピザ・フィルム・スクール」を配信しているが、「ホランドも受けるべきだと思う」と笑っている。
もっともアンソニーは、トムが『帝国の逆襲』を観ていなかったことには「すごく興奮した」とも語った。「そんなの今までにないことだし、予想していなかったから。これはすごいぞ、と思ったんです。トムは本当に素晴らしい感性の持ち主。だから、“スター・ウォーズの影響を受けていない感性と仕事ができるなんて!”って思ったんですよ」。
ちなみに、ジョーいわく「僕らが頑張ったおかげで観てくれた。もう彼は『スター・ウォーズ』を観てます」。そういえばトムは、コロナ禍の自主隔離期間中に「映画をたくさん観たり、映画史の勉強をしたりしている」とも話していた。きっとこの機会に、『スター・ウォーズ』以外にもさまざまな映画に触れることができたにちがいない。
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Source: FOX 5 DC, Yahoo!, Comicbook.com