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トム・ホランド、『アベンジャーズ4』のネタバレをうっかり喋っていた説 ― ベネディクト・カンバーバッチとのインタビューで

トム・ホランド ベネディクト・カンバーバッチ
[左]©THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28059440914/ Remixed by THE RIVER

もしかして、またやっちゃってたの……?

マーベル・シネマティック・ユニバースのスパイダーマン役で知られる俳優トム・ホランドが、映画『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル不明)の一大要素をベネディクト・カンバーバッチとの共同インタビューで口走っていたのではないかと海外で話題だ。
ホランドといえば、まだ喋ってはいけない情報や作品の内容をなぜか公の場で喋ってしまうことでおなじみ。その“うっかりさん”ぶりは共演者にイジられまくり、マーベル・スタジオには逆にプロモーションに利用されてしまうほどである。

注意

この記事には、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のネタバレ、および『アベンジャーズ』第4作のネタバレと捉えうる内容が含まれています。

スパイダーマン:ホームカミング
偉い人に呼び出されるトム・ホランドさん(『スパイダーマン:ホームカミング』ブルーレイ&DVD発売中)©Marvel Studios 2017. ©2017 CTMG. All Rights Reserved.

ヒントは『アントマン&ワスプ』にあり?

問題のインタビューは、映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の封切り直前に米Access Hollywoodが実施したものだ。該当箇所は上の映像ですぐにご覧いただけるので、実際の様子が気になった方はぜひご覧いただきたい。

インタビュアーから「(撮影中)セリフをよく間違えたのはどっちですか?」と尋ねられたカンバーバッチは「僕でしょうね…」と応答。その内容を問われたところ、ホランドが代わりに答え始めたのだ。

「彼(カンバーバッチ)にはすごく難しいセリフがあるんです。量子の世界(Quantum Realm)についてたくさん喋らなきゃいけない。僕は“イエーイ、最高!”って言うぐらいですけど(笑)。僕のほうは簡単。だけど彼のほうはすごく難しいんです!」

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』をご覧になった方は思い出していただきたい。カンバーバッチ演じるドクター・ストレンジはサノスと戦う未来を1,400万通り確かめに行ってこそいたが、量子の世界についてはきちんと言及していなかったのである。とすると、ホランドが口走ったのは『アベンジャーズ』第4作の内容だった可能性が高いだろう……。

この発言が今になって注目された背景には、マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて「量子の世界」に直結している『アントマン』シリーズの第2作『アントマン&ワスプ』が米国で公開されたことがある。同作で何が起こるのかを日本の観客が確かめられるのはもう少し先だが、そこで描かれるらしい「ホープ・ヴァン・ダインの母親ジャネットを量子の世界へ探しに行く」というストーリーについて、ペイトン・リード監督は「登場人物たちにはパーソナルな意味のあることですし、大きな世界にとってはまた別の意味があること」だと述べていた。これを受けてファンの間では、量子の世界がサノス打倒のカギを握っているのではないかと話題なのだ。

もしもホランドの言うように、『アベンジャーズ』第4作でストレンジが量子の世界に言及するのだとすれば、やはりサノスを倒すにはその要素が極めて重要になりそうだ。ただし問題は、『インフィニティ・ウォー』でスパイダーマンとストレンジが消滅してしまったことにある。ストレンジはいつ、どこでその話題に触れるのだろう?

ホランドによる発言が真実なのか、それとも真実でないのかは『アベンジャーズ』第4作を観るまでわからない。しかし気になるのは、『インフィニティ・ウォー』のプロモーションでホランドのうっかり発言を未然に防ぐプロフェッショナルだったカンバーバッチがこの発言にストップをかけていないことである。すなわちこれはネタバレではないということなのか、それとも……。

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』MovieNEXは2018年9月5日に発売される。

Sources: Access Hollywood, SR
Eyecatch Image: [左]Photo by THE RIVER [右]Photo by Gage Skidmore Remixed by THE RIVER

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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