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『スパイダーマン』トム・ホランド、契約満了後の復帰を早くも熱望 ─ 「ゼンデイヤやジェイコブ・バタロン、監督も必要」

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム
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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のスパイダーマン役で知られるトム・ホランドは、シリーズ第3作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題:Spider-Man: No Way Home)』の撮影を2021年3月に終了する予定。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)以来の出演契約を、トムは本作をもっていよいよ満了することになる。

GQのロングインタビューにて、トムは「本当に終わりに近づいているんです」「契約が終わるのは本当に悲しい」と心境を告白。MCUにおけるスパイダーマン/ピーター・パーカー役への復帰を早くも熱望した。

「未来がどうなるのか、僕は本当に知りません。だから今回が最後かもしれないと思って、(撮影の)一瞬一瞬をしっかり噛み締めています。もちろん最後じゃないことを願ってますけど、まだ新しい契約を結んでいないから。6年前、スパイダーマン役に選ばれた時から、契約は僕にとってのセーフティネットでした。いつも翌年にスパイダーマンをやる予定があったから、心配しなくても良かったんです。だけど、それがもうない。今は、新しい契約の電話が鳴るのをじっと待ってますよ。」

『ノー・ウェイ・ホーム』での契約満了が明かされた際から、トムは「また僕が必要になったらすぐに戻ります」と製作陣に伝えていると認めていた。今回もトムは、新たな契約の打診があれば「もちろんお受けします。100%イエス」と話している。ただし、そこにはひとつの条件があるようだ。「コアメンバーは同じままでないと。監督のジョン・ワッツは僕と同じくらいスパイダーマンそのものだし、ゼンデイヤやジェイコブ・バタロンも必要です」

こう語るのも当然のことで、トムは『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)の撮影を通してゼンデイヤ&ジェイコブと「親友同士」になったそう。ゼンデイヤに至っては、アイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.と並んで「自分の人生を変えた人」に挙げている。なにしろトムには、ゼンデイヤからファン対応の秘訣を教わったというエピソードもあるのだ。

「(スターになると)大作映画を作る、世界中を旅するだけじゃなく、自分自身を知らなければいけなくなる。振る舞いを変えなきゃいけないんです。僕たちには子どもたちのロールモデルとしての責任があって、彼女はそれがすごく上手い。文句なし、完璧です。彼女みたいな人が、僕の成長を助けてくれたのは本当にありがたかったですね。」

ちなみにトムといえば、スパイダーマン役に選ばれたことをマーベルからの正式通知よりも早くニュースで知ったという逸話もよく知られている。「もしかして新しい契約もニュースで知るのでは?」との言葉に、トムは「そうですね、知らないうちに『スパイダーマン10』まで契約しちゃってたかも」とジョークで応じた。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題:Spider-Man: No Way Home)』は2021年12月17日に米国公開予定。

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Source: GQ, Backstage Magazine

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。