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『ハリー・ポッター』新作情報まとめ ─ ドラマ版の進捗、『ファンタビ』の現状、『呪いの子』実写化への期待

ハリー・ポッター
TM & © 2001 Warner Bros. Ent. , Harry Potter Publishing Rights © J.K.R.

米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラフCEOは、『ロード・オブ・ザ・リング』やDCコミックスといった自社で保有するフランチャイズ作品の更なる有効活用を今後の目標として掲げている。その中でスタジオから最重要視されているといっても過言ではないのが、日本でも圧倒的な人気を誇るファンタジーシリーズ『ハリー・ポッター』だ。

『ハリー・ポッター』といえば、2001年に始まった映画シリーズが完結して12年が経った今もなお勢いを増し続け、日本では舞台『ハリーポッターと呪いの子』が盛況。2023年には『ハリー・ポッター』シリーズ製作の舞台裏を覗くことができる『ワーナー ブラザース スタジオツアー東京‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター』がオープンし、連日満員という盛り上がりぶりだ。

『ハリポタ』ドラマ版の進捗は?

映像コンテンツ以外での存在感が目立つ『ハリポタ』だが、ワーナーは水面化でドラマシリーズ版を進行中。J・K・ローリングの原作小説が、1シーズン1巻のペースで、じっくりと、より忠実に再現されるという。

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企画が正式に発表されたのは2023年4月。原作者のローリングが製作総指揮を務め、映画版プロデューサーのデヴィッド・ハイマンも続投する。さらに、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニール・ブレアや『アイム・ノット・シリアルキラー』(2017)ルース・ケンリー=レッツも製作として名を連ねている。現時点で米Max(旧HBO Max)での配信時期は決定していないが、ティザー映像も公開されるなど、本格的な動き出しを見せてもいる。

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プロデューサーのハイマンによれば、2023年9月時点で脚本家を起用できていないという。ハリウッドでのWストライキの影響により、少なくとも数ヶ月単位の遅延が生じることにもなったが、当時から進捗があることを願いたい。

事実上のリブート企画となるドラマ版でのオリジナルキャストの登場有無も気になるところ。ハリー・ポッターを演じた主演のダニエル・ラドクリフには出演の意思はないようで、「僕は一切出演を望んでいません」と話していた別のインタビューでは、「一人の視聴者としてワクワクしている」と語りながら、映画版からカットされた原作の部分を見てみたいとの希望も伝えている。

『ファンタビ』シリーズはどうなる?

『ハリー・ポッター』魔法ワールドの横展開に積極的なスタジオだが、『ファンタスティック・ビースト』シリーズにはブレーキをかけた。2022年公開『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』までに計3作が製作されたが、今後の計画は未定。シリーズは作品を重ねるたびに興行成績が降下していき、生産性をしっかり重視するザスラフ体制も頭を抱えざるを得なかったはずだ。

『ファンタビ』シリーズを監督として率いたデヴィッド・イェーツも、続編に関する話し合いは行われておらず、企画が一時停止中であることを認めている。さらに、主演のエディ・レッドメインも「自分が知る限り実現しそうにありません」とニュート・スキャマンダー役再演に後ろ向きな発言を繰り出していた

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『ハリー・ポッターと呪いの子』実写化なるか?

このほか、実写化への熱視線を送られているのが、『ハリー・ポッターと呪いの子』だ。元々は舞台としてスタートした『呪いの子』では、映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2』(2011)のラストでも僅かに触れられたヴォルデモート消滅から19年後の物語が描かれる。

ストーリーはハリーの次男アルバスとドラコ・マルフォイの息子スコーピウスの冒険に焦点が当てられているが、大人になったハリーやロン、ハーマイオニーもメインで登場。さらには逆転時計を使って過去に遡るプロットにより、映画シリーズでもおなじみのキャラクターたちが登場する。

現時点で『呪いの子』実写化の企画は伝えられていない。一方で、過去には魔法ワールド存続の鍵が『呪いの子』にあるという業界アナリストの分析もあったほど。さらには、『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)と第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』(2002)を手がけたクリス・コロンバス監督も製作に前向きな姿勢を見せていた

ともあれ、魔法ワールドの次なる映像作品となるであろう『ハリポタ』ドラマ版の完成を待ちたいところ。続報に期待しよう。

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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