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「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2、予告編2種が公開 ― 亀裂深まる黒装派と翠装派、全面戦争ついに幕開け

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
Photograph by Theo Whitman/HBO

「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」シーズン2より、新たに2種類の予告編が公開された。1つはレイニラ率いる“黒装派”、もう1つはアリセントと息子・エイゴンを支持する“翠装派”に焦点を当てている。

ジョージ・R・R・マーティン著『炎と血』を基にした「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の約200年前を舞台に、ドラゴンの血を引くターガリエン家の内乱を描く物語。シーズン1ではヴィセーリス王の栄枯盛衰が描かれると共に、ターガリエン家の陰謀ひしめく玉座争いも展開された。

シーズンフィナーレでは、故ヴィセーリス王の長子・レイニラを差し置いて、ヴィセーリスとアリセントの間に生まれた長男・エイゴンが王に即位。さらには、アリセントの次男のせいでレイニラの息子が死亡し、本格的な “黒装派” VS “翠装派” の戦いの火蓋が切られた。来るシーズン2では、ターガリエン家の衰退につながる大規模な内戦 “双竜の舞踏” が描かれることになる。

“黒装派”の予告編では、冒頭でレイニラが「父は自分の後継ぎに、長子である私を選んだ。父はその決断を死ぬまで貫いた。なのに、アリセントの息子が私の玉座に座っている」と主張。「私はこの戦争を戦い、勝利する」と力強く宣言する。

 ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
Photograph by Ollie Upton/HBO

コアリーズ・ヴェラリオンはレイニラの味方につき、「ハイタワー家の頭部を砕け」と助言。デイモンは「偽りの王を追放し、王妃に跪け。さもなくば、お前の家を焼き払う」と煽り、その後ドラゴンを率いた激しい戦闘シーンへと切り替わる。映像には北部の寒々しい風景も登場し、スターク家が統治するウィンターフェルへの再訪も予告されている。

“翠装派”の予告編では、ヴィセーリス王の発言を誤解したままのアリセントが、レイニラとは相反する主張を展開。「夫は死の床で、国が女の王を受け入れないことを分かっていた。レイニラの支持者は、自分たちの望みを信じるでしょう。でも、ヴィセーリスはエイゴンに王位を継がせたかったのです」。

ハウス・オブ・ザ・ドラゴン
Photograph by Theo Whitman/HBO

エイゴンは「王に謀反を企てたら、百倍にして返してやる」と意気込み、次男のエイモンドは叔父のデーモンが「挑んでくるのであれば、僕は歓迎する」と余裕の表情。策略家オットー・ハイタワーの進言を受け、いよいよエイゴンが戦争の開始を宣言すると、サー・クリストン・コールら翠装派の軍が動き出す。「勇気を持ち続けよ。真の王、エイゴンのために!」

キャストには引き続き、レイニラ・ターガリエン役エマ・ダーシー、デイモン・ターガリエン役マット・スミス、アリセント・ハイタワー役オリヴィア・クック、レイニス・ターガリエン役イヴ・ベスト、コアリーズ・ヴェラリオン役スティーブ・トゥーサン、クリストン・コール役ファビアン・フランケルといったシーズン1のキャストが続投。シーズン1で共同ショーランナーを務めたミゲル・サポチニクが離脱し、ライアン・コンダルが単独で牽引した。

なお、シーズン2の日本配信はシーズン1同様にU-NEXTが担当。米国と同時となる2024年6月17日(月)10時より見放題独占配信となることが決定している。

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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