『ブラックパンサー』ネイモア役テノッチ・ウエルタ、性的虐待告発を受けて新作映画を降板 ─ 本人は疑惑を否定

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)でヴィランのネイモアを演じたテノッチ・ウエルタが、メキシコ人サックス奏者兼活動家のマリア・エレナ・リオスより性的暴行で告発された件を受け、出演が決定していたNetflix映画『Fiesta en la Madriguera(原題)』を降板することが明らかになった。米Variety、Deadlineなど複数メディアが報じている。
リオスは2023年6月11日(現地時間)にInstagramにてスペイン語で「テノッチ・ウエルタのように、映画でキャラクターを演じることで世界中から愛される性的捕食者により感情的かつ性的な虐待について語ることは非常に困難です。彼は魅力的に見えますが、自惚れ屋で虐待まみれです」とキャプションを寄せ、ウエルタから性的虐待を受けていたことを告発していた。これに対し、ウエルタはInstagramのストーリーにて「私に関する虚偽の、完全に裏付けのない告白がまたたく間に広がりました。これに疑問を呈さずにはいられません」と反論した。
ウエルタは1年ほど前、数か月リオスを交際していたと説明。交際そのものは常に合意の上であり、それを証言できる人物も存在するとのことだ。2人の関係は温かく、ともに支え合うものだったが、破局後にリオスが、2人の関係を共通の友人たちの前でも事実を曲げて述べるようになったのだと、ウエルタは語っている。
結果として、ウエルタは弁護士チームを雇い、自身の評判を守り、告発に反論すべく適切な行動を取ると決断した。「私は決して完璧な人間ではないが、これらの告発が単純に真ではないことは分かっています」と身の潔白を訴えている。
またリオスはTwitterに、ウエルタを告発するにあたって時間を要した経緯を明かしている。
「どうして話すのが遅くなったかって?私には私のプロセスがあるからです。どうして報告しなかったのって?スーパーヒーローが虐待をして、人を操っていて、性的な捕食者だって信じるのを拒む人がいるってことを恐れていたからです。ええ、テノッチ・ウエルタ。あなたには力があることを分かっているから虐待するのでしょう。」
ウエルタは疑惑を否定しているものの、6月15日より撮影開始予定を報じられていたNetflix映画『Fiesta en la Madriguera』を降板する旨を6月21日に複数メディアに向け報告した。
「マリア・エレナ・リオスにより虚偽の声明のと、それらが引き起こした被害の影響により、『Fiesta en la Madriguera』への参加を引き上げざるを得なくなりました。降板することは非常に悲しいことですし、私だけでなく、本プロジェクトに関わる何十人もの才能ある、仕事熱心な人たちの仕事をも傷つけた彼女の行いを許すことはできません。私の焦点はシンプルです。私の評判を修復するプロセスを続けることです。」
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