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ハルク役マーク・ラファロ、単独映画『ハルク』新作は「絶対にない」 ― マーベル社長は「ないとは言わない」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で、『アベンジャーズ』(2012)からブルース・バナー/ハルク役を演じているマーク・ラファロが、ハルクを主人公とした単独映画の新作は「絶対にない」と語った。

これは、2017年7月14~16日(現地時間)に米国で開催されているディズニーのファン・イベント「D23 Expo 2017」の会場での発言だ。2018年公開『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のために登壇したラファロは、ウォーマシン役のドン・チードルとともに米Variety誌のインタビューに応じている。

単独映画『ハルク』が新たに製作される可能性について、ラファロはこう断言している。

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「今日、ひとつのことをハッキリさせておきたいんです。単独映画『ハルク』は絶対にないでしょう。ユニバーサル(・ピクチャーズ)が権利を持ってるんですが、どういうわけか、彼らはマーベルとうまくやるコツを知らなくて。金儲けをしたくないんですよ。」

2008年、MCUの第2作『インクレディブル・ハルク』はエドワード・ノートンの主演で製作された。ラファロは同作には出演しておらず、マーベルがディズニーに買収されたのちにハルク役として起用されたのだ。ただし、ハルクの単独映画を製作する権利は現在もユニバーサル・ピクチャーズにあり、ラファロは「話し合いはしているけど、ありそうにないんです」と述べている。

こうした発言を隣で聞いていたチードルは半ば冗談めかしながらこのように話している。

「新しいハルク役の君としては辛いだろうけど、きっとこういうことだよ。たくさん儲かると思えば、会社はうまくやると思う。結局、誰がハルクを演じるのかってことでさ。」

一方でマーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、単独映画『ハルク』について「計画はない」としつつも「絶対にないとは言わない」と話している。しかしファイギ社長は未定の事柄について尋ねられた場合、ほとんど「ないとは言わない」とコメントする傾向にある。あまり期待しすぎない方が良いだろうか……。

しかし今回の「絶対にない」発言の後、ラファロは自身のTwitterでこんな投稿をしている。

「ハルクの単独映画はやりたいと思ってます。“ないだろう”というのは、“ない”ということじゃないから。」

ちなみにバラエティ誌の取材で、ラファロは自身がハルクを演じるリミットについて「年を取りすぎた、というところまで残り2, 3年だと考えてます」とも話している。ところがチードルに「もう年を取りすぎてるよ」と言われてしまい……思わず頭を抱えるラファロの姿は映像でぜひご覧いただきたい。

ブルース・バナー/ハルクが存分に活躍する、映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は2017年11月3日より日米同時公開
ひとまず今は、ソー(クリス・ヘムズワース)とのタッグを楽しみにしたいところだ。

Sources: http://variety.com/2017/film/news/hulk-mark-ruffalo-avengers-infinity-war-disney-d23-1202496785/
http://ew.com/movies/2017/07/15/mark-ruffalo-hulk-standalone-never-happen/
Eyecatch Image: https://www.youtube.com/watch?v=C-Dvi9KzZK8 サムネイル

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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